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新しい圧縮アルゴリズム“Brotli”をサポートした「Google Chrome 49」ベータ版

ページの読み込み短縮、データ転送量の抑制、バッテリー持続時間の改善が期待できる

「Google Chrome」v49.0.2623.28

 米Google Inc.は28日(現地時間)、Webブラウザー「Google Chrome」の最新ベータ版v49.0.2623.28を公開した。Windows/Mac/Linuxに対応するフリーソフトで、現在同社のWebサイトからダウンロードできる。

 「Google Chrome 49」の目玉は、Googleがオープンソースで開発している新しい圧縮アルゴリズム“Brotli”がサポートされたこと。「Google Chrome」ではこれまで、ZIP圧縮などにも利用されている“Deflate”と互換性のある“Zopfli”が用いられてきたが、“Brotli”はそれとはまったく異なるもので、“Zopfli”に比べ20%から26%高い圧縮効率を誇るという。ただし、利用できるのはHTTPS通信でのみだ。

 データをより小さく圧縮できれば、Webページの読み込み時間の短縮、データ転送量の抑制、モバイル端末におけるバッテリー持続時間の改善などが期待できる。Googleでは他のブラウザーベンダーへも採用を呼び掛けており、「Firefox」では最新の正式版ですでに搭載済み

 そのほかにも、パフォーマンスと安定性を向上させるための改善が水面下で行われている。

ソフトウェア情報

「Google Chrome」Windows向けベータ版
【著作権者】
Google Inc.
【対応OS】
Windows XP/Vista/7/8および64bit版の7/8
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
49.0.2623.28(16/01/28)

(樽井 秀人)