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「iOS 26.1」公開、ライブ翻訳が日本語対応、電話などでも利用可能に

脆弱性修正も56件、できるだけ早いアップデートを推奨、「iPadOS 26.1」も公開

「iOS 26.1」などが公開

 米Appleは10月3日(現地時間)、「iOS 26.1」「iPadOS 26.1」をリリースした。機能の追加に加え、重要な不具合の修正とセキュリティアップデートが含まれる。

 追加されている機能は、電話やFaceTimeで利用できるライブ翻訳の強化やLiquid Glassの設定の調整など。ライブ翻訳については日本語対応もされている。

【8時40分追記】
 なお、リリースの告知では、ライブ翻訳の日本語対応について、「AirPodsでのライブ翻訳が対応した」としか書かれていないが、本日、同社の機能告知ページが更新され、電話やFaceTimeでのライブ翻訳が日本語で使えることが明記されている。

iOS 26.1

 「iOS 26.1」には、以下の新機能が含まれている。

  • Apple Intelligence(iPhone 15以降)
    ・"電話"のライブ翻訳で、異なる言語間での通話中に音声とテキストの翻訳を使用できるようになります
    ・FaceTimeのライブ翻訳では、通話中に翻訳されたライブキャプションが表示されます
    ・AirPodsでのライブ翻訳では、言語の壁を越えてコミュニケーションがとれるようになり、読み上げられる翻訳を聞いてハンズフリーで内容を追うことができます

 既存機能の改善や問題の修正は以下の通り。

  • Liquid Glassの設定で、外観をデフォルトのクリアな見た目にするか、アプリの素材やロック画面の通知の不透明度を上げる新しい色合い調整にするかを選択できます
  • AirPodsでのライブ翻訳が中国語(簡体字・繁体字)、日本語、韓国語、イタリア語に対応しました
  • Apple Musicのミニプレイヤーでは、スワイプジェスチャーで次または前のトラックに移動できます
  • Apple MusicのAutoMixをAirPlayで利用できます
  • ローカル収録での録音時に、外部USBマイクでゲイン制御を利用できます
  • ローカル収録ファイルを特定の場所に保存できます
  • フィットネスアプリから直接ワークアウトを手動で記録できます
  • 新しいカメラ設定では、ロック画面をスワイプしてカメラを開く機能をオンまたはオフに切り替えることができます
  • 低帯域環境でのFaceTimeの音声が向上します
  • 既存の13~17歳(年齢は国や地域によって異なります)のお子様用のアカウントでは、"コミュニケーションの安全性"に加え、成人向けWebサイトを制限するためのWebコンテンツフィルターがデフォルトで有効になります

iPadOS 26.1

 「iPadOS 26.1」では、マルチタスク機能「Slide Over」(スライドオーバー)が改善された。また、以下の品質改善や問題解決も含まれる。

  • Liquid Glassの設定で、外観をデフォルトのクリアな見た目にするか、アプリの素材やロック画面の通知の不透明度を上げる新しい色合い調整にするかを選択できます
  • Apple Musicのミニプレイヤーでは、スワイプジェスチャーで次または前のトラックに移動できます
  • Apple MusicのAutoMixをAirPlayで利用できます
  • ローカル収録での録音時に、外部USBマイクでゲイン制御を利用できます
  • ローカル収録ファイルを特定の場所に保存できます
  • 新しいカメラ設定では、ロック画面をスワイプしてカメラを開く機能をオンまたはオフに切り替えることができます
  • 低帯域環境でのFaceTimeの音声が向上します
  • 既存の13~17歳(年齢は国や地域によって異なります)のお子様用のアカウントでは、"コミュニケーションの安全性"に加え、成人向けWebサイトを制限するためのWebコンテンツフィルターがデフォルトで有効になります
  • iPadで利用可能になったApple Vision Proアプリを使用して、新しいコンテンツや空間体験を発見し、デバイスに関する情報にすばやくアクセスできます

脆弱性の修正

 また、本リリースはセキュリティアップデートでもある。

 同社が公開したセキュリティ情報によると、修正された脆弱性はCVE番号ベースで56件。アプリから他にインストールされているアプリを取得できてしまう問題、機密情報の漏洩、システムの予期せぬクラッシュ、カーネルメモリの破損、サンドボックスの迂回、ロック画面の突破、「Safari」「WebKit」の脆弱性などが解決されており、できるだけ早い対応が必要だ。

 iPhone/iPadのアップデートは、基本的に自動で行われる。手動で行いたい場合は、「設定」アプリの[一般]-[ソフトウェアアップデート]ページにアクセスすればよい。