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「Google Chrome」の自動入力が強力に、パスポートや運転免許証も自動で入力、複雑なフォームにも対応

ただしデフォルトはオフ

[自動入力とパスワード]設定ページ

 米Googleは11月3日(現地時間)、「Google Chrome」の新機能「高精度の自動入力」(enhanced autofill)を発表した。既定は無効だが、専用の設定ページ(chrome://settings/enhancedAutofill)で有効化することで以下の情報を「Chrome」へ保存し、Webフォームへの自動入力に利用できるようになる。

  • パスポート番号
  • 運転免許証番号
  • 車両情報:ナンバープレートや車両識別番号(VIN:Vehicle Identification Number)など

 「高精度の自動入力」は複雑なWebフォームにも対応でき、書式設定のさまざまな要件もより深く理解している。そのため、従来の自動入力よりも精度が向上しているという。

 また、「高精度の自動入力」はプライバシーと安全性にも配慮して設計されている。フォームに情報を入力すると、「Chrome」はユーザーの同意を得た場合に限りそのデータを記憶し、暗号化を施してデータを保護する。保存した情報をユーザーに代わり入力する際も「Chrome」は確認を求める。勝手に復号と自動入力が行われることはない。

専用の設定ページ(chrome://settings/enhancedAutofill)で有効化
パスポート番号や運転免許証番号などの自動入力が可能

 この機能はグローバル展開されており、すべての言語で利用可能。今後も対応するデータタイプの拡充が計画されているとのこと。