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JavaScriptライブラリ「jQuery」が約10年ぶりのメジャー更新 ~「IE 10」対応を削除

20周年の節目に大幅な近代化を図ったv4.0.0がリリース

開発チームのアナウンス

 JavaScriptライブラリ「jQuery」が1月17日(米国時間)、v4.0.0へとアップデートされた。約10年ぶりのメジャーリリースとなる。

 「jQuery」は、HTMLのDOM操作やCSSのエフェクト・アニメーション、非同期通信を用いてWebページを動的に書き換える「Ajax」などを手軽に扱えるようにしたJavaScriptライブラリ。プラグインで機能を拡張できることもあって、2006年の初回リリースから2010年代にかけて広く普及した。

 誕生から20周年の節目となる「jQuery 4.0.0」では、長年保持されていたレガシー仕様が整理され、大幅な近代化が図られた。不要となったコードや過度に複雑な仕様も削減されており、シンプルになっている。

 おもな変更は以下の通り。

  • 「Internet Explorer 10」(IE 10)、「Chromium」ベースではない古い「Microsoft Edge」をはじめとするレガシーブラウザーのサポートを終了。「IE 11」対応の削除も段階的に実施される予定。
  • 「Trusted Types」や「CSP」(Content Security Policy)への対応
  • ソースコードを「ES Modules」化。モダンなツール、開発ワークフロー、Webブラウザーとの親和性向上
  • 非推奨APIの削除。ネイティブAPIで代替可能なものはすべて整理
  • 「jQuery」プロトタイプから内部の専用メソッドを削除
  • フォーカスイベントの順序をW3C仕様準拠へ変更

 破壊的な変更が多数含まれているが、開発チームはほとんどのケースで最小限のコード変更でアップグレードできるだろうとしている。

 「jQuery 4.0.0」は現在、CDNや「npm」、「Bower」などを介して入手可能だ。