NEWS(09/07/24 11:14)

Google、Webブラウザー上でリアルな3Dの月面を爆走できる“LUNAR ROVER!”を公開

アポロ計画で使われた月面車“Lunar Roving Vehicle”に乗って月面走行を楽しめる

“LUNAR ROVER!”“LUNAR ROVER!”

 米Googleは21日、アポロ計画で使われた月面車に乗って月面を走行できるWebアプリ“LUNAR ROVER!”を公開した。利用には「Google Earth Plug-in」が必要で、編集部にてIE8および「Firefox」v3.5.1、「Google Chrome」v2.0.172.37で動作確認した。現在、“Google Earth API”を利用したWebアプリのデモサイトから利用できる。

 “LUNAR ROVER!”は、Webブラウザー上で月面を爆走できるWebアプリ。「Google Earth」の月表示機能と同等のリアルな月面を、アポロ計画で使用された月面車“Lunar Roving Vehicle”に乗って走行することが可能。

 月面車の速度は実際の月面車よりも速いようだが、動きは月の低重力を再現するように、ちょっとした段差でも浮き上がり、ゆっくり落下する。また、Webページ上の“Faster”チェックボックスをONにすると月面車がさらに高速で移動できるようになり、まるでオフロードレースのような月面走行を楽しめる。

 そのほか、Webページ下部に並んだ[Apollo 11]~[Apollo 17]のボタンを押すと、アポロ11~17号の着陸地点へ一瞬で移動可能。オススメはアポロ15~17号の着陸地点で、実際に“Lunar Roving Vehicle”が使われた場所を走行できる上、起伏の激しい地形のためクレーターを利用した大ジャンプなどが楽しめる。

 

(長谷川 正太郎)