NEWS(09/09/25 19:26)
ストリートビューからテクスチャーを取り込める「Google SketchUp」v7.1 英語版
「Google Earth」から近隣にある建物の3Dモデルを取り込む機能も追加
米Google, Inc.は22日(現地時間)、直感的な操作で「Google Earth」用の3Dモデルなどを作成できる3Dモデリングソフト「Google SketchUp」の最新英語版となるv7.1を公開した。最新版の主な変更点は、“Google マップ”のストリートビューに写った建物を3Dモデルのテクスチャーとして取り込む機能が追加されたこと。これにより、実際の写真をテクスチャーにした3Dモデルを簡単に作成できるようになった。
ストリートビューからテクスチャーを取り込むには、まず3Dモデルの面を選択して右クリックメニューなどから[Get Photo Texture]項目を選択する。すると、上部にストリートビュー、下部に“Google マップ”が表示された“Photo Textures”ウィンドウが開くので、テクスチャーを取り込みたい建物が見える位置まで移動しよう。
次に、[Select Region]ボタンを押すと3Dモデルの面に合わせた形の枠が現れる。枠には4つのピンがついており、遠近や角度によってゆがんでいる写真の建物に枠が重なるようピンをドラックして枠を変形させることが可能。建物に枠を重ねて[Grab]ボタンを押せば、遠近や角度によるゆがみを自動補正し、3Dモデルへ貼り付けられる仕組み。
また、「Google Earth」から位置情報と航空写真を取り込んで3Dモデルを作成する際に、航空写真に写っている建物を3Dモデルとして取り込む“Nearby Models”機能も追加された。“Nearby Models”機能は[Window]メニューから“Components”ウィンドウを表示し、家型アイコンの右にあるボタンを押すと現れるメニューから“Nearby Models”を選択することで利用可能。
さらに、巨大な3Dモデルを作成した際の動作が軽快になったほか、3Dモデルを保存せずに3Dモデル共有サイト“3D ギャラリー”へ投稿できるようになるなどの仕様変更が施されている。
本ソフトは、Windows XP/Vistaに対応するフリーソフトで、現在本ソフトのWebサイトからダウンロードできる。
- 【著作権者】
- Google, Inc.
- 【対応OS】
- Windows XP/Vista
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 7.1.4871(09/09/22)