NEWS(10/10/06 14:51)
Adobe、全23件の“Critical”な脆弱性を修正した「Adobe Reader」v9.4を公開
Windowsプラットフォームに影響するのは19件、ゼロデイ脆弱性も含む
米Adobe Systems Incorporatedは5日(現地時間)、PDFリーダー「Adobe Reader」の最新版v9.4を公開した。今回の主な変更点は、23件の脆弱性を修正したこと。
このうちWindowsに影響する脆弱性は19件で、すでに「Adobe Flash Player」などの同社製品でも被害例が報告されている“CVE-2010-2883”が含まれている。
そのため、同社ではこれらの脆弱性を4段階中最高の“Critical”と分類するとともに、当初10月12日に予定されていた定例アップデートを1週間前倒して公開している。本ソフトを利用しているユーザーは必ず更新しておこう。
なお、「Adobe Flash Player」の脆弱性は9月20日に公開されたv10.1.85.3で修正済み。
本ソフトは、Windows 2000/XP/Server 2003/Vista/Server 2008/7および64bit版のXP/Vista/7に対応するフリーソフトで、現在同社のWebサイトからダウンロードできる。また、旧バージョンの「Adobe Reader」v8.2.4および製品版「Adobe Acrobat」v8.2.4/9.3.4にも同様の脆弱性が存在し、それぞれアップデートが可能となっている。
- 【著作権者】
- Adobe Systems Incorporated
- 【対応OS】
- Windows 2000/XP/Server 2003/Vista/Server 2008/7/XP x64/Vista x64/7 x64
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 9.4(10/10/05)