NEWS(10/10/21 15:19)
フェンリル、IE9ベータ版に対応した「Sleipnir」v2.9.5および「Grani」v4.4を公開
DLLファイルの読み込みに関する脆弱性も修正
フェンリル(株)は21日、Webブラウザー「Sleipnir」v2.9.5および「Grani」v4.4を公開した。最新版の主な変更点は、IE9ベータ版に対応したこと。
IE9ベータ版では、HTML5やCSS3といった最新のWeb標準技術への対応を強化したほか、GPUによるハードウェアアクセラレーションを活用することでWebコンテンツの描画速度も大幅に向上しており、「Sleipnir」「Grani」でもその恩恵を期待できる。ただし、IE9ベータ版は動作テストを目的として公開されているので、利用の際は注意してほしい。
また本バージョンでは、DLLファイルの読み込みに関する脆弱性も修正されている。本脆弱性は、外部DLLを読み込む際の検索パスの指定が不正確なため、細工を施されたDLLファイルが意図せずに読み込まれてしまう恐れがあるというもの。最悪の場合、ソフトを実行している権限で、任意のコードを実行される可能性があった。
そのほか、特定のページを表示したタブをドラッグ&ドロップするとフリーズする不具合や、[ファイル]-[ショートカットの作成]メニューを利用してデスクトップへショートカットファイルを作成できない場合がある不具合を修正した。
「Sleipnir」はWindows 98/Me/2000/XP/Vista/7、「Grani」はWindows 2000/XP/Vista/7に対応するフリーソフトで、両ソフトともに現在同社のWebサイトからダウンロードできる。
「Sleipnir」
- 【著作権者】
- フェンリル(株)、柏木 泰幸 氏
- 【対応OS】
- Windows 98/Me/2000/XP/Vista/7
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 2.9.5(10/10/21)
「Grani」
- 【著作権者】
- フェンリル(株)、柏木 泰幸 氏
- 【対応OS】
- Windows 2000/XP/Vista/7
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 4.4(10/10/21)