NEWS(10/12/16 18:11)
Opera、拡張機能やタブのグループ化機能を搭載した「Opera」v11の正式版を公開
Flashなどを使ったコンテンツを自動で読み込まず、必要に応じて読み込む機能も
Opera Software ASAは16日、独自エンジンを搭載したWebブラウザー「Opera」の最新正式版v11.00を公開した。最新版の主な変更点は、「Firefox」や「Google Chrome」に搭載されている拡張機能と同様に、Webブラウザーの機能を拡張できる“拡張機能”を搭載したこと。
拡張機能は、OperaのWebサイト内にある拡張機能のライブラリ“Opera extensions”から直接インストール可能で、追加するとツールバーの右端に拡張機能を利用するためのボタンが現れる仕組み。ボタンの右クリックメニューから拡張機能の設定画面を呼び出したり、その拡張機能を無効化・アンインストールすることもできる。
“Opera extensions”では、すでにパスワードを管理できる「LastPass」やWikipediaモバイル版のWebページをポップアップ内で表示する「Mini Wikipedia」など200種類の拡張機能が公開されている。
加えて、タブをドラッグ&ドロップで重ねてグループ化する機能も追加された。グループ化したタブは通常のタブ1個分のスペースに格納され、タブの右側に表示される三角形のボタンを押すことで展開可能。展開したタブは三角形のボタンを押すことで再び格納できる。
さらに、Flashなどのプラグインを使ったコンテンツを自動で読み込まず、必要に応じて読み込む機能が追加された。同機能は設定ダイアログを開き[詳細設定]タブのコンテンツ画面にある“要求に応じてのみプラグインを有効にする”チェックボックスをONにすることで利用できる。同機能を有効化してFlashなどのコンテンツが含まれるWebページを開くと、そのコンテンツが表示される領域に再生ボタンが表示され、クリックするまでコンテンツが読み込まれないようになる。
そのほか、アドレスバーの左側に追加されたアイコンでそのWebページの安全性の評価を示せるようになった。アイコンをクリックするとポップアップで詳細な情報を確認することが可能。また、マウスジェスチャーに慣れていないユーザー向けに、マウスの右ボタンを押し続けると半透明の丸いポップアップでジェスチャーのガイドを表示する機能も追加されている。
本ソフトは、Windows 2000以降に対応するフリーソフトで、編集部にてWindows Vista/7で動作確認した。現在、同社のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。
- 【著作権者】
- Opera Software ASA
- 【対応OS】
- Windows 2000以降(編集部にてWindows Vista/7で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 11.00(10/12/16)