NEWS(11/02/28 14:53)
Adobe、AIR/Flash Playerの次期バージョンのプレビュー版“Incubator”を公開
低レベル3D API“Molehill”を搭載したほか3次ベジェ曲線のAPIが追加
米Adobe Systems Incorporatedは27日(現地時間)、「Adobe AIR and Adobe Flash Player Incubator」(以下、「Incubator」)を公開した。
「Incubator」は、「Adobe AIR」および「Adobe Flash Player」の次期バージョンに搭載される最新技術を試してみたいという開発者向けのテクノロジープレビュープログラム。そのため、一般ユーザーによる使用は推奨されていないので注意。バージョン表記は“11.0.0.58”となっており、「Adobe Flash Player」v11.0の開発版といった位置付けになるようだ。
本バージョンの「Incubator」では、コードネーム“Molehill”という新しい低レベルAPIを搭載。「Adobe Flash Player 10.1」のAPIが2Dコンテンツへ3D効果を加えるだけだったのに対し、“Molehill”はFlashコンテンツでGPUアクセラレーションを利用した本格的な3Dグラフィックスを実現可能だ。さらに、3次ベジェ曲線(Cubic Bezier Curves)を描画するAPIが追加されており、開発者はこれまでより容易に3次ベジェ曲線を利用できるようになった。
本ソフトはWindows XP/Vista/7などに対応するフリーソフトで、動作にはDirectX 9対応のビデオカードが必要。現在、同社のラボサイト“Adobe Labs”からダウンロードできる。
- 【著作権者】
- Adobe Systems Incorporated
- 【対応OS】
- Windows XP/Vista/7など
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 11.0.0.58(11/02/27)