NEWS(11/03/10 09:53)
「Google Earth」でニュージーランド地震の被害を確認できるKMLファイルが公開
地震後に撮影されたクライストチャーチ付近の衛星写真を表示
米Google Inc.は8日(現地時間)、ニュージーランド地震で大きな被害を受けたクライストチャーチの被害状況を、「Google Earth」上で確認できるKMLファイル“Christchurch_GeoEye-1_2011-02-26.kml”を公開した。現在、「Google Earth」および“Google Maps”の開発チームのブログ“Google LatLong Blog”からダウンロードできる。
2月22日にニュージーランドのクライストチャーチ付近で発生したマグニチュード6.3の地震は、ビルが倒壊するなど大きな被害をもたらし、多くの犠牲者が出た。現在も復旧作業が行われており、日本でも多くの日本人留学生が犠牲となったCTVビルディングを中心に連日被害の様子などが伝えられている。
“Christchurch_GeoEye-1_2011-02-26.kml”を「Google Earth」で開くと、人工衛星“GeoEye-1”が地震後に撮影した、クライストチャーチ付近の衛星写真が表示される。衛星写真ではCTVビルディングのほか、街のシンボルであるクライストチャーチ大聖堂やその付近のビルなどが倒壊しているのがわかる。また、至る所の道路に瓦礫が散乱している様子も確認でき、被害の大きさを実感できるだろう。
Googleは現在、ニュージーランド地震の被災者を支援するWebサイト“Christchurch Earthquake”を公開し、現地の情報や赤十字を通じた寄付のページへのリンクを掲載している。また、日本の“Yahoo! Japan”や“@nifty”といったサイトも救援金を受け付けており、僚誌INTERNET Watchでは救援金受け付けページへのリンクを集めた記事を掲載しているので、役立ててもらえれば幸いだ。