NEWS(11/10/19 16:03)
旧WHSに搭載の“Drive Extender”代替ソリューション「Drive Bender」が正式版に
複数ドライブを仮想ドライブとしてひとまとめに、RAIDよりも手軽にデータを冗長化
豪Division-M Pty. Ltd.は14日(現地時間)、容量の異なる複数のドライブをあたかも1つのドライブにように扱えるようにするソフト「Drive Bender for Windows」を正式公開した。Windows XP/Server 2003/Vista/Server 2008/7および同64bit版に対応するシェアウェアで、すべての機能を30日間試用可能。現在、本ソフトの公式サイトからダウンロードできる。
「Drive Bender」は、ホームサーバーOS「Windows Home Server」の旧バージョンに搭載されていた“Drive Extender”機能(最新版の「Windows Home Server 2011」で廃止)の代替ソリューションとして開発されたもの。これまでベータ版が無償で公開されてきたが、正式版となるにあたって有償化された。現在、家庭での利用に限定された“Home Edition”(価格40米ドル)のみが購入可能。
複数の物理ドライブを“プール(pool)”と呼ばれる単一の仮想ドライブとして扱うことが可能で、“pool”内のファイルを複数の物理ドライブへ分散して複製することもできる。万が一物理ドライブの一部に障害が発生してもファイルが失われにくく、RAIDよりも手軽にデータを冗長化できるのが利点。ほかに類似のソフトとして「VVAULT」などが挙げられる。
一般のWindows向けとなる「Drive Bender for Windows」のほか、Windows Home Server 2011/Windows Small Business Server 2011/Windows Storage Server 2008 R2向けの「Drive Bender for WHS 2011」も同日公開されており、同梱のアドインを利用することでダッシュボードから「Drive Bender」を管理することが可能。また、リモート管理のためのクライアント「Drive Bender Client」も用意されている。
「Drive Bender for Windows」
- 【著作権者】
- Division-M Pty. Ltd.
- 【対応OS】
- Windows XP/Server 2003/Vista/Server 2008/7/XP x64/Server 2003 x64/Vista x64/Server 2008 x64/7 x64
- 【ソフト種別】
- シェアウェア 40米ドル(“Home Edition”の価格)
- 【バージョン】
- 1.2.1.0(11/10/14)
「Drive Bender for WHS 2011」
- 【著作権者】
- Division-M Pty. Ltd.
- 【対応OS】
- Windows Home Server 2011/Small Business Server 2011/Storage Server 2008 R2
- 【ソフト種別】
- シェアウェア 40米ドル(“Home Edition”の価格)
- 【バージョン】
- 1.2.1.0(11/10/14)