NEWS(11/10/27 16:43)

「Adobe Flash Player 11.2」「Adobe AIR 3.2」のベータ版が“Adobe Labs”で公開

マルチスレッドを活用した動画のデコードを実現。バックグラウンド更新機能も搭載

「Adobe Flash Player」Beta 1 11.2.202.18/19「Adobe Flash Player」Beta 1 11.2.202.18/19

 米Adobe Systems Incorporatedは26日(現地時間)、「Adobe Flash Player 11.2」および「Adobe AIR 3.2」のベータ版を公開した。Windows XP/Server 2003/Vista/Server 2008/7などに対応するフリーソフトで、現在同社のラボサイト“Adobe Labs”からダウンロードできる。

 「Adobe Flash Player 11.2」「Adobe AIR 3.2」では、ビデオのデコードにおけるパイプライン処理の設計を見直すことで、マルチスレッドを活用した動画のデコードを実現。映像・音声の乱れの除去、高ビットレートでのコマ落ち軽減、正確なフレームシーク、ユーザーインターフェイスの応答性向上などが期待できる。モバイル端末やテレビ、ネットブックといった非力な環境から、強力なグラフィックカードを搭載したデスクトップ環境まで、ありとあらゆる環境で恩恵が得られるだろう。

バックグラウンドアップデート機能が追加バックグラウンドアップデート機能が追加

 さらに、Windows版の「Adobe Flash Player 11.2」では、バックグラウンドアップデート機能が追加されている。バックグラウンドアップデート機能を利用すれば、定期的に提供されるセキュリティ更新を自動的にダウンロード・インストールすることが可能。アップデートの方法はインストール時やコントロールパネルで変更可能で、従来のように更新の通知のみを受け取るようにすることもできる。

「Adobe Flash Player」

【著作権者】
Adobe Systems Incorporated
【対応OS】
Windows XP/Server 2003/Vista/Server 2008/7/7 x64
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
Beta 1 11.2.202.18/19(11/10/26)

「Adobe AIR」

【著作権者】
Adobe Systems Incorporated
【対応OS】
Windows XP/Server 2003/Vista/Server 2008/7など
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
Beta 1 3.2.0.1100(11/10/26)

(柳 英俊)