NEWS(12/07/04 16:36)
「VLC media player」v2.0.2が公開、2件の脆弱性を修正
新機能の追加はMac OS X版が中心。Retinaディスプレイのネイティブサポートなど
仏VideoLAN Projectは1日(現地時間)、オープンソースで開発されているメディアプレイヤー「VLC media player」の最新版v2.0.2を公開した。本バージョンはメジャーアップデートと位置づけられており、v2.0.x系列の開発ブランチで発見された多くのリグレッションが再び修正されている。
大きな機能変更はMac OS X版が中心で、内容はフォントキャッシュの生成処理の廃止、新しい“MacBook Pro”に搭載されたRetinaディスプレイのネイティブサポート、「Growl 1.3」への対応など。また、Windows XPやPowerPC/Intel GMA950で動作するMac OS Xなど、古いプラットフォームにおける再生の不具合修正などが施されている。
さらに、本バージョンでは2件の脆弱性が修正されているので注意。「VLC media player」v2.0.1以前には、Ogg関連の処理にヒープベースのバッファオーバーフローが引き起こされる問題があるほか、細工が施されたMP4ファイルを開くとDoS攻撃を受ける問題があるため、最新版へのアップデートを怠らないようにしたい。
本ソフトは、Windows XP/Vista/7などに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、現在同プロジェクトのWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。
- 【著作権者】
- the VideoLAN Team
- 【対応OS】
- Windows XP/Vista/7など
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(寄付歓迎)
- 【バージョン】
- 2.0.2(12/07/01)