やじうまの杜
地震の被害をシミュレーションする防災科研のマップなら“歴史的な地震”も体感できる
『あの地震がもし、今の時代で発生していたら……』を再現
2025年12月25日 16:20
「やじうまの杜」では、ニュース・レビューにこだわらない幅広い話題をお伝えします。
公益社団法人 日本地震工学会さんが防災科研の「あなたのまちの直下型地震」というWebサイトを紹介しています。地震の震源地や規模、発生する季節や時間帯を設定すると、想定される震度や被害状況、ライフラインの復旧状況などをシミュレーションすることができます。
140字解説・地震工学425 あなたのまちの直下地震
— 公益社団法人 日本地震工学会【公式】 (@JAEEGAKKAI)December 21, 2025
震源をスマホで設定し地震の被害想定を計算できるサイト。スタディすることで揺れやすい土地や被害の理解も進みます。動画では当会の敷地直下にM7を投入。まちの首長として最悪に勝つ策を練りましょうhttps://t.co/PdZP6wHUI2pic.twitter.com/6NUTOxAqTD
主要な活断層を指定したり、GeoTIFF形式の震源マップをアップロードすることもできるようですが、ちょっと難しそうなので、今回は想定される「巨大地震」のなかから「南海トラフ巨大地震」(西側、高知沖)をチョイスしてみました。
シミュレーション中は画面がゆっさゆっさ揺れるのが臨場感あってちょっと怖いです……。
このマップでシミュレーションできるのは、以下の項目です。
- 震度
- 家屋被害(倒壊)
- 出火
- 死者数
- 停電
- ガス停止
- 断水
- 下水道への影響
- 鉄道・高速道路への影響
- 指定した地点における上記情報のまとめ
項目間の移動はPCの場合スクロール、スマートフォンの場合はスワイプで行えます。場合によっては算出には結構時間がかかるかも……我慢強く待ちましょう。
なお、このシミュレーターは自由に震源などを設定できるため、歴史上の大地震をシミュレートするのにも使えます。もちろん、人口やインフラの規模は過去とはまったく違うわけですが、『あの地震がもし、今の時代で発生していたら……』を再現できるのは興味深いですよね。
画期的アイディアですね。1586年天正地震で少しやってみました。比較震度分布(右)は地震インフォさんをお借りしました。お手軽に、それなりに再現できると思います。時代考証や震源の簡易推定にも使えそうです。
— 公益社団法人 日本地震工学会【公式】 (@JAEEGAKKAI)December 23, 2025
この技術で皆さんが地震工学者をしのぐ発見をして頂けたら本望ですhttps://t.co/cweIRmKimdpic.twitter.com/44SMzSKEWw
『大地震が歴史を動かした』なんて言われてもあまりピンときませんが、今に置き換えて考えればリアリティを感じられるかも。



















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