やじうまの杜
江戸時代の「Google マップ」? 「れきちず」が全国に対応【4月18日追記】
主要街道(全国約6,400km)に関するデータセットもオープンデータに。現在も更新中
2025年4月8日 14:10
「やじうまの杜」では、ニュース・レビューにこだわらない幅広い話題をお伝えします。
以前、このコーナーで紹介させていただいた「れきちず」が全国に対応したそう。関東地方だけでなく、他の地方の在りし日も体験できるようになりました!!(北海道・沖縄を除く)
そして…もう1つビッグニュースです✨
— 地図とかデザインとか (@chizutodesign)April 4, 2025
ついに【れきちず全国版】を公開しました!!🏯🗺️https://t.co/tsmJrmKKBL
暫定版のため情報はまだ少ないですが、北海道・沖縄を除く全国に対応しています!
(北海道・沖縄の皆様すみません…順次追加予定です🙏)pic.twitter.com/64hMTkAVOr
「れきちず」は、江戸時代後期(1800〜1840年ごろ、文化・文政・天保年間)の地図を現代の地図感覚で楽しめるWebサービスです。
いわゆる「古地図風」を模した地図サービスではなく、あくまでも「現代風デザイン」を再現しているのがポイントで、「Google マップ」のような操作感、現代人にも馴染みのある道路やランドマークのデザインが使いやすいですね。
「デジタル伊能図」などのレイヤーをオーバーレイ表示させたり、右下のトグルボタンで「れきちず」と「現代地図」の切り替えも可能なので、見比べてみても面白いですよ。とくに、海岸線の違いにはビックリすると思います。

スクリーンショットの掲載は出典を明記さえすれば自由とのこと。ブログやSNSへの投稿も可能です。タイルデータやスタイルも「CC BY-NC-ND 4.0」ライセンスの下、自由に利用できます。
なお、「れきちず」に含まれている江戸時代の主要な街道(全国約6,400km)に関するデータセットも、オープンデータとして公開されているとのこと。ライセンスに従えば誰でも自由に利用できます。
さらに全国版公開に合わせ、@rois_codhさんと共同で江戸時代の主要街道データ(全国約6,400km)を作成・オープンデータ化しました!🗾https://t.co/2n3qrbrIL2
— 地図とかデザインとか (@chizutodesign)April 4, 2025
このデータはライセンスに従えば誰でも自由に利用可能です。街歩きや歴史散策など、さまざまな場面でご活用ください!🏮🚶pic.twitter.com/3DB8BH5Lyr
このデータセットは、東北・関東・四国・九州など各地の図書館で資料を調べ、60以上の文献をもとに作成したという力作。とりあえずどんなのか見てみないなって方は、「Geoshape」リポジトリの江戸主要街道マップを覗いてみましょう。
[2025年4月18日] 4月17日付で開発者のX(旧称Twitter)に投稿されたポストによると、好評を受けて各都市をさらに細かく作り込んでいるとのこと。まずは大阪が更新されており、現在は京都を制作中という。更新を期待したい。
全国版れきちず、たくさんの反響をいただき本当にありがとうございます!🙏
— 地図とかデザインとか (@chizutodesign)April 17, 2025
ひとつひとつの都市を細かく作りたくなり…まずは大阪(大坂)を形にしました!
現在、京都を鋭意制作中です🏯pic.twitter.com/pY8WuI8rzD