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国土地理院、「地理院地図」の機能や使い方を紹介するコンテンツを開設

時代による土地利用の変遷を調べたり、断面図・標高図の作成、3Dでの閲覧などを解説

国土地理院のWebページ

 国土交通省の国土地理院(GSI)は3月25日、「地理院地図」の使い方を紹介するコンテンツを公開した。

 「地理院地図」(GSI Map、https://maps.gsi.go.jp/)は、地図や年代別の空中写真、災害情報など、国土地理院が整備するさまざまな地理空間情報をPCやスマートフォンのWebブラウザーで閲覧できるようにしたWebサイト。3月初めにリニューアルオープンされ、無償で利用できる。

 「地理院地図」は学校教育や地方公共団体の防災業務などでの活用が期待されているが、機能は多岐にわたり、使いこなすのはなかなか難しい。そのためか、よりわかりやすい使い方や具体的な活用方法を教えてほしいとの声が利用者から多く寄せられていたという。

 今回新設されたコンテンツは、その要望に応えたもの。学校教育と防災業務という大きな2つの目的に沿って、「地理院地図」の使い方が解説されている。大きな画像をふんだんに用いた記事に加え、動画での解説も用意されているのはうれしいところだ。

 「地理院地図」では第二次世界大戦前から現在に至るまでの移り変わりや、災害リスクが一目でわかる地図などを閲覧できる。地形の断面図や標高を色分けした地図を作成したり、地図や航空写真を3Dで閲覧することも可能だ。学校教育や防災業務に関わりのないユーザーにも活用してほしい。

土地利用の変遷を2画面比較
白地図に津波の被害伝承碑をプロット
断面図の作成