NEWS(12/11/21 13:57)
Mozilla、「Firefox 17」を正式公開。“Facebook メッセンジャー”がより身近に
意図しないロードを防ぐ“Click to Play”が脆弱性のあるプラグインに対して有効化
Mozillaは21日(日本時間)、Webブラウザー「Firefox」の最新安定版v17.0を公開した。Windows XP/Server 2003/Vista/7/8に対応するフリーソフトで、現在本ソフトの公式サイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。また、Mac OS X/Linux向けにも、それぞれ最新版が用意されている。
「Firefox 17」では、さまざまなソーシャルサービスをブラウザーへ統合するためのAPI“Social API”へ対応。その第一弾として、“Facebook メッセンジャー”が利用できるようになった。
「Firefox」用の“Facebook メッセンジャー”をインストールすると、専用のサイドバーとボタンが追加され、友達のアクティビティをチェックしたり、メッセージを送ったりすることが可能。Facebook以外のWebページを閲覧している場合でも、新着のメッセージやお知らせが受信できるのは便利だ。
執筆時現在、“Social API”に対応するのは“Facebook メッセンジャー”のみだが、“Social API”そのものは汎用的な仕組みで、プロバイダーを追加することでさまざまなソーシャルサービスをブラウザーへ統合できるという。対応サービスの拡大が望まれる。
さらにセキュリティ面では、脆弱性のあるプラグインには“Click to Play”が有効化されるよう改良が加えられている。“Click to Play”とは、ユーザーがクリックするまでプラグインを読み込まないようにする機能。全面的に無効化するほどではないが、意図せずに実行されるのは困るプラグインに対して有効だ。また、全16件の脆弱性が修正されている。脆弱性の深刻度の内訳は、Mozillaの基準で4段階中最も高い“最高”が6件、2番目に高い“高”が9件、3番目に高い“中”が1件。
そのほか、新規タブページの修正などを含む20以上のパフォーマンスの向上、開発者向け機能の追加、不具合の修正なども施されている。また、Mac OS X 10.5のサポートが打ち切られている。
「Firefox」Windows版
- 【著作権者】
- contributors to the Mozilla Project
- 【対応OS】
- Windows XP/Server 2003/Vista/7/8
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 17.0(12/11/20)