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次期安定版で搭載予定の機能を盛り込んだ「Wireshark」開発版v1.9.0が試験公開
Windows版では自動アップデート機能が利用可能に
(2013/2/21 15:25)
Wireshark Foundationは20日、「Wireshark」v1.9.0を公開した。本バージョンは次期安定版v1.10.x系で実装される予定の機能をテストするため、試験的にリリースされる開発版。現在、Windows/Mac OS X向けのインストーラーとソースコードが本ソフトの公式サイトから無償でダウンロードできる。
「Wireshark」は、オープンソースで開発されているクロスプラットフォーム対応のネットワークプロトコルアナライザー。「WinPcap」(Unix系OSの場合は「libpcap」)でキャプチャーしたパケットを解析し、そのプロトコル・送信先・通信データなどといった詳細情報を表示できる。なお、「WinPcap」は本ソフトのインストール時にセットアップできるので、別途ダウンロードする必要はない。
現行の安定版v1.8.x系からの大きな変更点は、自動アップデート機能が追加されたこと。本機能はWindows(32bit/64bit)版でのみ利用可能。「Wireshark」は更新頻度が比較的高く、その内容もセキュリティに関わる重要なものが多い。自動更新機能でより手軽かつ確実にアップデートできるのは歓迎だ。
そのほかにも、ファイルサイズがバイナリ接頭語ではなくSI接頭語で表記されるようになるなどの改善も施された。また、フィルターでは“udp.srcport != udp.dstport”などのように、フィールドの値比較が利用できるようになっている。
ソフトウェア情報
- 「Wireshark」Windows版
- 【著作権者】
- Gerald Combs and contributors
- 【対応OS】
- (編集部にてWindows 8で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.9.0(13/02/20)