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Microsoft、「Skype」を統合した「Windows 10 Insider Preview」Build 10565を公開
「Microsoft Edge」や“Cortana”が改善されたほか、OSのアップグレードも容易に
（2015/10/13 14:26）
米Microsoft Corporationは12日（現地時間）、Windows 10の最新プレビュー版「Windows 10 Insider Preview」Build 10565を公開した。“Fast”リングの参加ユーザーに対しては、すでに“Windows Update”を介したアップデートの配布が始まっている。
本ビルドでは、かねてから予告されていた「Skype」通話の統合が実現された。「メッセージング」アプリを利用すると「Skype」ユーザーとテキスト・音声・ビデオを利用したチャットが行えるようになっており、アプリを起動していないときでも“クイック返信”機能による応答が可能。現時点では添付した画像のプレビューといった一部機能が利用できないなどのいくつかの制限があるが、今後の機能追加により改善される見込みだ。今後リリース予定の「Windows 10 Mobile Insider Preview」にも追加されるとのことなので期待したい。
さらに、「Microsoft Edge」ではタブのプレビュー機能が追加された。これはバックグラウンドのタブへマウスカーソルを移動させた際に、その下へタブの内容をプレビュー表示するというもので、タブの幅が短くなってタイトルが省略されてしまった場合でも、内容が簡単にチェックできて便利。“お気に入り”と“リーディングリスト”の同期にも新たに対応しており、使い勝手が向上している。
また、音声アシスタント“Cortana”もアップデートされており、ペンで書かれたメモから、時間や場所などといった情報を認識して、リマインダーに登録するといったことが可能になっているという。
そのほかにも、タイトルバーの色がフルカラーに対応。“スタート”の右クリックメニューも改善され、タイルのサイズ変更などのコマンドがわかりやすくなった。また、「レジストリ エディター」をはじめとするいくつかのアプリケーションのアイコンが新しくなったほか、デフォルトのプリンターを指定する方法も改善された。
なお、本ビルドではデバイスのアクティベーションが改善され、Windows 7/8/8.1のプロダクトキーが利用できるようになっているとのこと。たとえば、本ビルドのイメージファイル（未公開）をメディアへ書き込んでWindows 10をクリーンインストールし、Windows 7/8/8.1のプロダクトキーでアクティベートするといったことがことが可能で、一旦Windows 7/8/8.1をインストールしてからWindows 10へのアップデートする必要がなくなった。