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カスタマイズツール「Winaero Tweaker」v0.3.2.2、“Aero Snap”の無効化に対応

需要の高いカスタマイズメニューをツリービューでコンパクトにまとめたツール

「Winaero Tweaker」v0.3.2.2

 Windowsの設定や挙動をカスタマイズできるツール「Winaero Tweaker」の最新版v0.3.2.2が、10月30日に公開された。Windows 7/8/8.1/10に対応する寄付歓迎のフリーソフトで、現在作者のWebサイトからダウンロードできる。

 「Winaero Tweaker」は、Windows向けのカスタマイズツールを数多く公開している“Winaero”が開発した“Tweaker(微調整)”ツール。OS標準のユーザーインターフェイスには用意されていない、需要の高いカスタマイズメニューがツリービューでコンパクトにまとめられているのが便利。コツコツとバージョンアップを重ねており、気の利いた機能を追加し続けている。

 例として前回紹介したバージョン以降に加えられた機能を挙げると、v0.3.1では[Advanced Appearance Settings]画面できめ細かいユーザーインターフェイスのカスタマイズが行えるようになった。

 たとえば、[Enable Colored Title Bars]オプションを有効化すれば、Windows 10のウィンドウのタイトルバーを壁紙から自動的に算出された色へ変更することが可能。“Menus”ではメニューの高さとフォントを、“Windows Title Bars”ではウィンドウのタイトルバーの高さとフォント、“Icons”ではデスクトップやフォルダーのアイコンの大きさを自在に調整することができる。Windows 10ならば、これらの設定を反映させるためにOSの再起動を行う必要はない。

 また、v0.3.2ではWindows 10で新しくなったバッテリーのフライアウト(一時的に表示されるパネル)を古いバージョンのものへ戻す機能や、“Windows Defender”を一時的に無効化する機能が搭載。v0.3.2.1ではメニューの表示ディレイ(待ち時間)を調整する機能などが追加されている。

“Aero Snap”を無効化する機能が追加

 最新版のv0.3.2.2では、“Aero Snap”を無効化する機能が追加された。ウィンドウの上下端をデスクトップの上下端へドラッグすることでウィンドウを垂直方向に最大化する機能や、ウィンドウをデスクトップ上端へドラッグすることでウィンドウを最大化する機能などを個別に無効化することができる。なお、これらの機能の一部は適用するために一度Windowsをサインアウトする必要があるので注意。

 そのほかにも、“Advanced Appearance Settings”画面の一部カスタマイズオプションが正常に作動していない問題などが修正された。

ソフトウェア情報

「Winaero Tweaker」
【著作権者】
Winaero
【対応OS】
Windows 7/8/8.1/10
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】
0.3.2.2(15/10/30)

(樽井 秀人)