レビュー

実行ファイルの右クリックメニューに“優先度”を指定して実行するコマンドを追加

カスタマイズツール「Winaero Tweaker」で簡単に、レジストリファイルも用意

「タスク マネージャー」からプロセスの実行優先度を切り替え

 Windowsではアプリケーションの実行優先度を5段階で切り替えることが可能だ。たとえば「タスク マネージャー」の[詳細]タブでプロセスを右クリックすると、[優先度の設定]メニューから実行優先度を変更することができる。一般的なプロセスの実行優先度は“通常”に設定されているはずだが、他のタスクを妨げないようにしたい場合は“低”、他のタスクよりも優先してCPUを割り当てたい場合は“高”や“リアルタイム”へ変えることもできる。

 しかし、特定のアプリケーションを指定した優先度で実行したい場合、いちいち「タスク マネージャー」から実行優先度をカスタマイズするのは大変面倒だ。コマンドラインに習熟しているならば“start /high (実行ファイルのパス)”などとコマンドを入力してもよいが、タブレットなどのキーボードレス環境を考えるとGUIで簡単に行う方法が欲しくなるかもしれない。

 一番お勧めの方法は、カスタマイズツール「Winaero Tweaker」を利用する方法だ。本ソフトはWindows 7/8/8.1/10に対応しており、現在v0.9.0.0がWindowsのTIPSを紹介する海外サイト“Winaero”から無償でダウンロードできる。

 「Winaero Tweaker」を利用すると、実行ファイルの右クリックメニューに特定の優先度で実行するコマンドを追加することが可能。画面左側のツリービューから[Context Menu]-[Run with Priority]画面へアクセスし、チェックボックスをONにするだけでコマンドを有効化することができる。コマンドを右クリックメニューから削除したい場合は、チェックボックスをOFFにすればよい。

実行ファイルの右クリックメニューに特定の優先度で実行するコマンドを追加
「Winaero Tweaker」の[Context Menu]-[Run with Priority]画面

 「Winaero Tweaker」を利用すれば、他にもさまざまなカスタマイズが行える。興味があれば、他のオプションも試してみるとよいだろう。

レジストリファイルをダウンロードして利用することも可能

 なお、「Winaero Tweaker」をわざわざインストールするのが面倒な場合は、このTIPSを解説したページからレジストリファイルをダウンロードして利用することも可能。ただし、レジストリファイルをインターネットから入手して実行する際はくれぐれも偽ファイルや改竄に注意してほしい。