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動画編集ツール「AviUtl ExEdit2」ベータ版に初めてのアップデート

心配されていたプラグインやスクリプトの互換性も検証や対応が進む

「AviUtl ExEdit2」v2.00 beta2

 フリーの高機能動画編集ツール「AviUtl ExEdit2」が7月12日、v2.00 beta2へアップデートされた。初回リリース以来、初めての更新となる。

 「AviUtl ExEdit2」は、老舗の定番動画編集ツール「AviUtl」を拡張編集とまとめて新しくゼロから作り直したツール。今月からベータテストが開始され、従来版の利用者を中心に高い注目を集めている。対応OSは64bit版のWindows 10以降で、現在公式サイトから無償でダウンロード可能。動作には「AVX2」命令に対応したCPU、「DirectX 11.3」以上、ROV(Rasterizer Order Views)に対応したGPUなどが必要だ。

 本バージョンにおける変更は、以下の通り。

  • パーティクル出力の[移動範囲の座標からランダムに出力]の出力座標を修正
  • ワイプ、フェード、音量フェードが正しく動作しない場合があるのを修正
  • オブジェクト未選択時に[現在のフレームのオブジェクトを選択]操作でクラッシュするのを修正
  • スクリプトやシーンチェンジを利用したシーンを参照した場合にクラッシュすることがあるのを修正
  • シーンの再帰の抑制処理を修正
  • カウンターの初期値の桁数を修正
  • オブジェクト設定のアイコン表示を修正
  • 一部の継続して問題ない例外を無視するように修正
  • ショートカットキーの追加と初期値を一部修正
  • 選択オブジェクトの前後のオブジェクトを選択する機能を追加
  • 選択オブジェクトの長さを変更する機能を追加
  • 選択オブジェクトを複製する機能を追加
  • 指定時間に移動する機能を追加
  • レイヤー編集で中間点追加・分割を現在のフレームで行うオプションを追加
  • メディアエクスプローラーにアプリケーションデータのフォルダーを表示するメニューを追加

 心配されていたプラグインやスクリプトの互換性に関しては、メンテナーのいるものに関しては検証や対応が進んでいるようだ。新しいプラグインの開発も行われている。

ソフトウェア情報

「AviUtl ExEdit2」テスト版
【著作権者】
KENくん 氏
【対応OS】
64bit版のWindows 10以降
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
2.00 beta2(25/07/12)