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「AviUtl」の開発が再始動、約6年ぶりに更新 ~定番の無料動画編集ツールを拡張編集ごと作り直し

「AviUtl ExEdit2」の version2 beta1がテスト版として公開

「AviUtl ExEdit2」v2 beta1

 「AviUtl」と拡張編集をまとめて新たにゼロから作り直したツール「AviUtl ExEdit2」が7月7日、テスト版としてリリースされた(v2 beta1)。Windows 10以降に対応しており、現在公式サイトから無償でダウンロード可能。

 ファイル名が「aviutl2beta1.zip」であることと、version 2であることから、SNS上では「AviUtl 2」として話題になっている。

 「AviUtl」は、定番の老舗動画編集ツール。編集機能・プラグインなどで機能を拡張することが可能で、無料でありながら、できないことはほぼないといってよい多機能ぶりが幅広い支持を集めている。現行の最新版は、2019年10月に公開されたv1.10。

 今回リリースされた「AviUtl ExEdit2」は、次期バージョンのベータ版と位置付けられているようで、現在のところ基本的な編集が可能。従来の「AviUtl」とも互換性があるようだ。以前からあった拡張機能Plugin「ExEdit」も一体化されているほか、「AviUtl ExEdit2 Plugin SDK」も公開されている。

 ただし、テスト版ゆえの実装不足や設計の違いから、問題が生じることがあるかもしれないとのこと。また、動作には「DirectX 11.3」およびCPU拡張命令「AVX2」が必要となっており、GPUによっては動作しないことが予想される。DLLを利用しないスクリプト、入出力プラグインについてはある程度動作すると見込まれているが、あくまでもテスト版である点には留意したい。

ソフトウェア情報

「AviUtl ExEdit2」テスト版
【著作権者】
KENくん 氏
【対応OS】
Windows 10以降
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
2 beta1(25/07/07)