レビュー

開いているタブをまとめてEPUB化できるGoogle Chrome拡張機能「EpubPress」

モバイル端末との相性も抜群。MHTML形式に代わるWebページの保存方法としておすすめ

「EpubPress」v0.8.0
本拡張機能で生成したEPUBファイルを「Readium」で閲覧した様子

 「EpubPress」は、「Google Chrome」で開いているタブをまとめてEPUB形式へ変換し、ローカルへ保存できるようにする拡張機能。編集部にてWindows 10上の「Google Chrome」v51.0.2704.106で動作を確認した。“Chrome ウェブストア”から無償でダウンロードできる。

 一昔前ならば、Webページを単一のファイルとしてローカルへ保存したい場合にMHTML形式を選択することが多かったのではないだろうか。「Internet Explorer」でおなじみの機能だが、「Google Chrome」でも試験的機能として提供されている“MHTML としてページを保存”(chrome://flags/#save-page-as-mhtml)というオプションを有効化すれば、MHTML形式での保存が可能だ。

 しかし、MHTML形式が閲覧できるWebブラウザーは限られている。今ならばモバイル端末向けのリーダーアプリも充実している電子書籍(EPUB形式)として保存するのが王道と言えるだろう。

 「EpubPress」は、「Google Chrome」で閲覧中のページをEPUB化できる拡張機能。開いているタブのなかから、好みのものを選択して単一のEPUBファイルとして保存できるので、デスクトップで調べた資料類をひとまとめにして、モバイル端末で持ち運びたい場合などに役立つ。

 使い方は簡単で、拡張機能のボタンを押すと現れるポップアップでタイトルと概要、保存するコンテンツを選択し、[Download]ボタンを押すだけ。しばらくするとEPUBファイルが生成され、ローカルへダウンロードされる。EPUB生成の際にはメインとなるコンテンツのみが使われるので、広告やサイドバーなしのスッキリとしたデザインで閲覧できるのもメリットと言えるだろう。

ソフトウェア情報

「EpubPress」
【著作権者】
Harold 氏
【対応OS】
(編集部にてWindows 10で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
0.8.0(16/06/18)