やじうまの杜
「Firefox」の開発リポジトリが「GitHub」に移行
「Mercurial」は廃止へ
2025年5月14日 14:26
「やじうまの杜」では、ニュース・レビューにこだわらない幅広い話題をお伝えします。
「Firefox」の開発リポジトリが「GitHub」にやってきたとのこと。「GitHub」プロジェクトを紹介・応援する非公式の「X」(Twitter)アカウント「@GithubProjects」が伝えています。
Firefox moved to GitHub, welcome home@firefoxpic.twitter.com/etuZICKFDB
— GitHub Projects Community (@GithubProjects)May 13, 2025
「Firefox」の開発はもともと「Mercurial」で行われていましたが、2023年11月に「Git」への移行を表明。リポジトリも「GitHub」でホストする方針を示していました。
「Firefox」開発の「Git」移行は2段階に分けて行われるとのことで、フェイズ1は4月30日に完了したようです。
- フェイズ1:「Firefox」の信頼できるソースを「Mercurial」から「Git」に変更する
- フェイズ2:「Mercurial」の廃止
ホスト先は、すでに多くのMozillaプロジェクトがホストされている「github.com/mozilla」ではなく、新たに作られた「github.com/mozilla-firefox」となります。「github.com/mozilla/firefox」も便宜上用いられるとのことですが、本家は「github.com/mozilla-firefox/firefox」となります。
なお、すでに発表されている通り、コア開発プロセスは変更されません。バグ管理やレビューなどには、引き続き「Bugzilla」、「Phabricator」、「Lando」が用いられます。「GitHub」のプルリクエストを利用する予定は今のところないとのこと。