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「Zoom Workplace」に複数の脆弱性 ~権限昇格やサービス拒否(DoS)の問題
最新版のv6.4.6で修正済み
2025年5月14日 16:00
米Zoom Video Communicationsは5月13日(現地時間)、オンラインビデオ会議サービス「Zoom Workplace」Windows版に複数の脆弱性があることを明らかにした。最大深刻度は4段階中2番目に高い「High」。
今回アナウンスされた脆弱性は、以下の7件(括弧内は深刻度の評価とCVSS 3.1の基本値)。
- ZSB-25020:整数アンダーフローにより、認証されたユーザーがネットワークからサービス拒否を実行できる問題(Medium、6.5)
- ZSB-25022:特殊要素が不適切に無効化され、認証されたユーザーがネットワークからアプリの整合性に影響を与える問題(Medium、4.3)
- ZSB-25021:バッファオーバーリードにより、認証されたユーザーがネットワークからサービス拒否を実行できる(Medium、6.5)
- ZSB-25019:NULL ポインタ参照により、認証されたユーザーがネットワークからサービス拒否を実行できる問題(Medium、6.5)
- ZSB-25018:NULL ポインタ参照により、認証されたユーザーがネットワークからサービス拒否を実行できる問題(Medium、6.5)
- ZSB-25017:特殊要素が不適切に無効化され、認証されたユーザーがローカルから権限を昇格できる問題(Medium、6.6)
- ZSB-25016:チェック時間と使用時間の競合が発生すると、認証されたユーザーがローカルから権限を昇格できる問題(High、8.8)
これらの脆弱性はアップデートにより、セキュリティを確保できる。Windows版「Zoom」アプリの場合、画面右上のプロフィールアイコンをクリックし、[更新をチェック]メニューを選択すると、最新版のチェックとアップデートが行える。
なお執筆時現在、Windows版「Zoom Workplace」アプリの最新版は4月21日付でリリースされたv6.4.6。できるだけ早くアップデートすることをお勧めする。