レビュー
“Windows Update”が原因の予期しない再起動を抑止する「Windows Update Blocker」
レジストリの編集ではなく、サービスそのものを止めてしまうタイプ
2016年12月8日 06:00
「Windows Update Blocker(WUB)」は、“Windows Update”を停止して、予期しないPCの再起動を抑止するためのツール。64bit版を含むWindows XP/Vista/7/8/8.1/10に対応する寄付歓迎のフリーソフトで、作者のWebサイトからダウンロードできる。
Windows 10が“Windows Update”の適用後、勝手に再起動して困るという声に応えて開発されたシンプルなツール。同種のツールとして、レジストリを書き換えてシステムの挙動をカスタマイズするものも存在するが、本ソフトは“Windows Update”を司るWindows サービスを停止するタイプだ。レジストリを書き換えるタイプのほうがオプションは豊富だが、サービスを停止するタイプはシンプルかつ確実な効果が期待できる点が優れる。
本ソフトの使い方は簡単で、ラジオボタンを“Disable Service”へ切り替えて、[Apply Now]ボタンを押すだけだ。メイン画面右側にあるチェックマークの付いた緑色の盾マークが、バツ印の付いた赤い楯マークへ変化すれば“Windows Update”は動作しなくなる。さらに[Protect Service Settings]オプションを有効化しておけば、本ソフト以外からサービスの設定が行えなくなるとのことなので安心だろう。
逆に“Windows Update”を再び動作させたい場合は、ラジオボタンを“Enable Service”へ切り替えて[Apply Now]ボタンを押せばよい。そのほかにも、[Menu]ボタンを押すと現れるメニューを利用すれば、“Windows Update”やWindows サービスの設定画面へ手軽にアクセスすることが可能。コマンドラインインターフェイスも用意されているので、ほかのツールと連携させることも可能だ。
なお、本ツールなどを利用して“Windows Update”を無効化することは、本来推奨された操作ではない。Windowsの更新プログラムが配布されたら“Windows Update”を有効化し、常にOSを最新の状態に保つことをお勧めする。
ソフトウェア情報
- 「Windows Update Blocker」
- 【著作権者】
- SORDUM.ORG
- 【対応OS】
- 64bit版を含むWindows XP/Vista/7/8/8.1/10
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(寄付歓迎)
- 【バージョン】
- 1.0(16/12/06)
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