レビュー
「Excel」でデザインしたテーブルをそのままHTMLへ変換するマクロ「リボンの君とHTML」
見た目を維持したまま変換できるのが特徴。キャプション・見出し・枠の設定にも対応
2017年5月30日 11:18
「リボンの君とHTML」は、「Microsoft Excel」で選択した範囲のセルをHTMLの“table”タグへ変換してくれるマクロ。Windows 10上の「Excel 2007」に対応しており、編集部にて「Microsoft Excel 2016」で動作を確認した。作者のWebサイトから無償でダウンロードできる。
「Excel」でデザインしたテーブル(表)をHTML文書として書き出したり、HTMLタグとしてクリップボードへコピーしてテキストエディターなどに貼り付けられるようにするアドイン。セルのフォント設定や文字装飾、セルの背景色などがテーブルタグにスタイルとして埋め込まれるため、「Excel」でのデザインをほぼそのまま維持できるのが特徴だ。
本マクロをインストールするとリボンに[HTML]タブが追加され、3つの変換コマンドを利用できるようになる。
1つ目の[Table のコピー]コマンドは、選択したセルを“table”タグへ変換し、クリップボードへコピーする。「Excel」で作成したテーブルを他のHTML文書へ埋め込みたい場合に便利だ。
2つ目の[HTML のコピー]コマンドは、ヘッダーなどが追加されたHTML文書として、テーブルをクリップボードへコピーする。HTML文書のタイトルには、シート名が利用される仕組み。3つ目の[HTML の保存]コマンドを利用すれば、HTML文書をファイルとして保存できる。
本マクロが変換するのは選択されたセルのみだが、[アクティブ セル領域の選択]コマンドを利用すれば、当該セルを含むテーブル全体を選択することが可能。テーブルの一部だけでなく、全体を変換したい場合はこのコマンドを活用するとよいだろう。そのほかにも、テーブルにキャプションを付けるかどうか、最初の行を見出し(“th”タグ)とみなすかどうか、セルに枠線を付けるかどうかなどをユーザー側でコントロールすることができる。
ソフトウェア情報
- 「リボンの君とHTML」
- 【著作権者】
- 陶山 栄一 氏
- 【対応OS】
- Windows 10
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.0.0(17/04/07)