レビュー
システム全体のネットワーク利用ログを閲覧できるビューワー「NetworkUsageView」
Windows 8以降の“SRUDB.dat”データベースを読み取り
2017年7月3日 06:00
「NetworkUsageView」は、システム全体のネットワーク利用状況を閲覧できるシンプルなビューワー。Windows 8/Windows 10に対応する寄付歓迎のフリーソフトで、作者のWebサイトからダウンロードできる。
Windows 8以降のOSでは、アプリケーションによるネットワーク利用ログが“SRUDB.dat”というファイルに記録されている。本ソフトは、この“SRUDB.dat”からデータを抽出し、見やすく表示してくれる。インストール不要で利用できるポータブルアプリになっているので、USBメモリなどに入れておけば役に立つこともあるだろう。
利用方法は簡単で、基本的には起動するだけでよい。“SRUDB.dat”の解析処理が始まり、完了すればログがリストビューに表示される。ログが表示されない場合は、管理者権限で起動してみるとよいようだ。
本ソフトで取得できるデータは、タイムスタンプやアプリケーション名、アプリケーションの概要、ユーザー名、ユーザーのSID(Security Identifier)、送信データ量、受信データ量、送受信に利用されたネットワークアダプターの名前など。リストビューの列をダブルクリックすれば、当該ログの詳細情報をプロパティ画面で一覧できる。
さらに、[Options]-[Advanced Options]ダイアログを開けば、リモートPCのネットワーク利用状況を読み取ったり、外部メディアなどに保存しておいた“SRUDB.dat”を解析することも可能。また、期間を指定して表示するログを絞り込むこともできる。
ソフトウェア情報
- 「NetworkUsageView」
- 【著作権者】
- Nir Sofer 氏
- 【対応OS】
- Windows 8/Windows 10
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(寄付歓迎)
- 【バージョン】
- 1.00(17/06/27)