レビュー

Google Chromeで入力したTeX風の数式表現をその場で数学記号へ変換「TeX to Unicode」

“Twitter”などでも利用可能。リアルタイムでUnicode文字へ変換される様子が楽しい

「TeX to Unicode」v.1.0

 「TeX to Unicode」は、「Google Chrome」のテキストエリアに入力した「TeX」風の数式表現をリアルタイムでUnicodeの数学記号へ変換する拡張機能。編集部にてWindows 10上の「Google Chrome」v61.0.3163.100で動作を確認した。“Chrome ウェブストア”から無償でダウンロードできる。

 「TeX」で使われている“¥alpha”“¥sum”などの数式表現を、“α”“Σ”といった一般の数学記号へ変換してくれる拡張機能。“Chrome ウェブストア”からインストールするだけで機能し、テキストエリアに入力した数式表現をリアルタイムで数学記号へ変換してくれるのが面白い。

入力を続けていくと“¥sum”が“Σ”へ変換される。上付き文字・下付き文字程度までならば対応が可能

 さすがに分数や根号(ルート)といった複雑な式の組版は行えないが、乗数などで利用する上付き文字(^)や添え字に利用する下付き文字(_)程度ならば問題なく扱えるので、可読性が少し上がる。“Twitter”などでも利用できるので、日頃から数学記号をよく扱うというユーザーは試してみてはいかがだろうか。

ソフトウェア情報

「TeX to Unicode」
【著作権者】
uhyohyo.net
【対応OS】
(編集部にてWindows 10で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
0.1.0(17/07/08)