レビュー

「Windows インストーラー」で追加されたアプリ情報を一覧「InstalledPackagesView」

MSI以外には対応していないが、パッケージの内容を簡単に知ることができるのが魅力

「Windows インストーラー」で追加されたアプリ情報を一覧「InstalledPackagesView」 「InstalledPackagesView」v1.00
「InstalledPackagesView」v1.00

 「InstalledPackagesView」は、「Windows インストーラー」でシステムに追加されたアプリケーションの情報を一覧できるツール。64bit版を含むWindows XPからWindows 10までに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、作者のWebサイトからダウンロードできる。

 本ソフトは、「Windows インストーラー」(MSIファイル)でシステムに追加されたすべてのソフトウェアパッケージを一覧するツール。メイン画面は上下分割式の2ペイン構成になっており、起動すると上ペインにソフトウェアパッケージの一覧が、下ペインには上ペインで選択されたソフトウェアパッケージの詳細が表示される。MSI以外のインストーラーで追加されたパッケージには対応していないが、パッケージに含まれる内容を簡単に知ることができるのはメリットだ。インストール不要のポータブルアプリになっているので、USBメモリなどに入れて持ち運べば何かと役に立つだろう。

 一覧画面では各ソフトウェアパッケージの表示名やバージョン、発行元、ID、インストール日時、展開後パッケージの推計サイズ、インストールパス、MSIのファイルパス、ヘルプリンク、アンインストールコマンド、言語などを確認可能。個別のパッケージ情報を横スクロールなしで閲覧したい場合は、ダブルクリックすると現れるプロパティ画面が便利だ。

 一方、詳細画面では選択したソフトウェアパッケージに関連付けられているファイルやレジストリ、.NETアセンブリの一覧を得ることができる。この画面でも、それぞれの項目をダブルクリックすれば、プロパティ画面を表示することが可能。IDやファイルタイプ、パスおよびレジストリに登録された日時を単一のダイアログで確認できる。

「Windows インストーラー」で追加されたアプリ情報を一覧「InstalledPackagesView」 一覧画面(上ペイン)の項目に関するプロパティ画面
一覧画面(上ペイン)の項目に関するプロパティ画面
「Windows インストーラー」で追加されたアプリ情報を一覧「InstalledPackagesView」 詳細画面(下ペイン)の項目に関するプロパティ画面
詳細画面(下ペイン)の項目に関するプロパティ画面
「Windows インストーラー」で追加されたアプリ情報を一覧「InstalledPackagesView」 外付けドライブから情報を取得することも可能
外付けドライブから情報を取得することも可能

 さらに、本ソフトは外付けドライブから情報を取得することが可能。[F9]キーを押すと詳細設定ダイアログが現れるので、プルダウンメニューを“Local system”から“External drive”へ切り替え、設定フォルダー(たとえば“F:WindowsSystem32Config”)を指定すればよい。

ソフトウェア情報

「InstalledPackagesView」
【著作権者】
Nir Sofer 氏
【対応OS】
64bit版を含むWindows XPからWindows 10まで
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】
1.00(17/10/16)