レビュー
お気に入りのビデオをデスクトップの壁紙代わりに使える「Desktop Movie」
デスクトップの背景全体を再生画面として利用できるシンプルなメディアプレイヤー
2018年2月7日 06:00
「Desktop Movie」は、デスクトップの背景でビデオファイルを再生するツール。寄付歓迎のフリーソフトで、編集部にてWindows 10で動作を確認した。作者のWebサイトからダウンロードできる。
デスクトップの背景全体を再生画面として利用できるシンプルなメディアプレイヤー。いわば、お気に入りのビデオをデスクトップの壁紙代わりにして楽しめるツールだ。プレイリストにも対応しており、複数のビデオファイルを続けて再生したり、シャッフルして流すこともできる。
利用するにはまず、書庫ファイルを適当な場所へ解凍して、“dmovie.exe”を実行する。Windows 8以降の環境で初めて起動すると、レジストリを書き換えてOSの設定を変更したことを伝えるダイアログが表示される。この設定の変更を反映させるには、OSの再起動が必要となるので注意したい。2回目以降の起動ではファイルの選択ダイアログが現れるので、デスクトップで再生したいビデオファイルを選択しよう。
本ソフトは“DirectShow”を用いてビデオファイルを再生するので、Windows Media形式をはじめとする幅広いフォーマットがそのまま扱える。ただし、MP4をはじめとする一部の非対応ビデオフォーマットでは追加のフィルターを導入する必要がある。
ファイルの選択が完了すると、デスクトップの背景でビデオファイルが再生される。キーボードにマルチメディア操作のためのキーが付属している場合は、それを利用してビデオの再生をコントロールすることが可能だ。マルチメディアキーがない場合は、タスクトレイアイコンの右クリックメニューから再生コントロール(Playing Control)ウィンドウを呼び出そう。このウィンドウでは、再生や停止、シーク、音量の変更などが行える。
また、マルチモニター環境ではタスクトレイアイコンの右クリックメニューからビデオを再生するモニターを選択することが可能。複数のウィンドウにまたがってビデオを再生することはできないが、きちんとマルチモニター環境が考慮されているのには好感が持てる。
ソフトウェア情報
- 「Desktop Movie」
- 【著作権者】
- Zoltan Bacsko 氏
- 【対応OS】
- (編集部にてWindows 10で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(寄付歓迎)
- 【バージョン】
- 2.6.2