やじうまの杜
Windows 11にビデオ壁紙機能? プレビュー版で隠し機能が発掘される
「Windows Vista Ultimate」で提供されていた「DreamScene」の再来
2025年9月23日 13:23
「やじうまの杜」では、ニュース・レビューにこだわらない幅広い話題をお伝えします。
プレビュー版「Windows 11」で多くの隠し機能を発掘している @phantomofearth 氏が、また未公表の新しい機能を発見したようです。どうやらデスクトップ壁紙に動画ファイルを指定できるようになるとのこと。
Windows DreamScene is back! Hidden in the latest Windows 11 Dev/Beta build (26x20.6690) is built in support for setting video files like .mp4 as your desktop background:pic.twitter.com/B4vdtfvqSc
— phantomofearth 🌳 (@phantomofearth)September 20, 2025
かつてMicrosoftは「Windows Vista Ultimate」ユーザー限定で「DreamScene」と呼ばれるビデオ壁紙機能を提供していましたが、その再来となりそうです。
氏によると、本機能は「Windows Insider Preview」のDev/Betaチャネルで利用可能(Build 26x20.6690)。「ViVeTool」と呼ばれるA/Bテストの機能管理ツールを用いて有効化できます。「GitHub」からダウンロードして適当なフォルダーへ展開し、そのフォルダーで以下のコマンドを管理者権限で実行してみてください。
.\ViVeTool.exe /enable /id:57645315
念のため「エクスプローラー」を再起動し、「設定」アプリの[個人用設定]-[背景]ページへ移動すると、背景モードを[画像]へ設定した場合に、壁紙画像として動画ファイルを選べるようになります([画像]モードなのに動画ファイルが選べるのってちょっと変なので、ここは改名を検討した方がよさそうですね!)。
選択できる動画フォーマットはMP4、MOV、WMV、AVI、MKV、WEBM(ただし、編集部で試したところ、選択できても再生できないフォーマットもあるみたい)。動画ファイルをデスクトップ背景として指定すると、その動画がデスクトップでループ再生されるようになります。
ビデオ壁紙はリソースを食いますが――ノートPCであれば、バッテリー持続時間にも悪影響が出るでしょう――魅力的なのは確か。同じような機能を実現するフリーツールはいくつかありますが、OSビルトインで対応しているのはうれしいところですね。早く製品版でも安定して使えるようになってほしいところです。