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「Copilot for Microsoft 365」2025年9月のアップデートまとめが公開
Copilot ChatがWord/Excel/PowerPoint/Outlook/OneNoteで利用可能に
2025年10月3日 15:10
米Microsoftは9月30日(現地時間)、2025年9月に実施された「Copilot for Microsoft 365」のアップデート内容を発表した。Copilotのユーザー機能や制御システムなどがアップデートされた。
アップデートされた主な内容は以下の通り。
- Copilot Chatが「Word」「Excel」「PowerPoint」「Outlook」「OneNote」から直接利用可能に
- 100万トークン以上のウィンドウをサポートするロングコンテキストモデルを導入
- Copilot ChatサイドペインからMicrosoft 365 Copilotのフル機能版を直接開けるように
- CopilotがPDF/DOCX/PPTXファイルなどに埋め込まれた画像を操作可能に
- 「Copilot ページ」で生成したプレゼンの原稿から自動的にスライドを作成できるように
- プロンプトボックスに[/]と入力すると、「Teams」のチャットやチャネルなどの検索が可能に
- Copilot Chatで作成したメールの下書きを「Outlook」に送信して編集可能に(10月に予定)
- Copilot Chatが、メール内の添付ファイルを読み取り、内容を要約して回答に含められるようになる
- Copilot Chatが「Outlook」の委任されたメールボックスにアクセスできるようになり、代理ユーザーがメールを管理できるように
- Copilot Chatは「Outlook」の共有メールボックスに対応し、複数のユーザーによるメールの管理が可能
- Copilot Chatは自分や他の人のTeams会議の出欠状況を検索可能
- Copilotで作成したコンテンツを簡単に検索・編集・共有できる「Copilot Library」を追加(10月展開予定)
- Copilot Searchで覚えているわずかな情報から会議や関連情報をまとめて検索可能に(10月リリース予定)
- Copilot SearchのAIビューで、ドキュメント、メール、チャットなどから重要な分析結果を検索結果ページ内に表示可能に
- 「Copilot」アプリのCreateで、テキストプロンプトや既存ファイルから動画を作成できる
- 「Excel」で『=』と入力すると自動で数式を補完可能に
- 「Outlook」のメールやメールスレッドをワンクリックで要約できるように
- 「Outlook」で検索してメールやTeamsメッセージの情報をサイドパネルに表示できる
- 「Outlook」でCopilot Chatで会議の日程調整や招待状を作成可能
- 「Outlook」で利用者の設定に基づいて、重複した予定を自動で再調整する(10月リリース予定)
- 「Word」の文書またはテンプレートの一部を書式変更せず、既存のファイルやメールなどの情報を基に内容を更新できるように
- Wordの[全て修正]機能を使用し、文書全体または選択したセクションのスペルや文法の誤りを修正できるように
- 「Teams」でCopilotのスレッド要約がTeamsの投稿・返信およびスレッドやチャネルで利用可能に
- 「PowerPoint」でスライド内のテキストの言い換えや修正が可能に
- 「Viva Engage」でCopilotを使ってユーザーのネットワーク、好み、アクティビティを学習し、体験を提供できるように
- 「Researcher」エージェントの出力したレポートを「Word」で開いて共有、編集などを行えるように
- AIを活用して従業員のスキルを理解し、管理を支援する「Skills」エージェントを追加
- 「SharePoint」にコンテンツ管理を効率化し、Copilotとエージェントのパフォーマンスを向上させられる「Knowledge」エージェントを追加
- 「Teams」での会議の流れをエンドツーエンドで管理し、議題設定、時間配分、タスクの割り当てなどをフォローする「Facilitator」を追加
- 各Teamsチャネルにチャネルエージェントを配置可能に
- 「Viva Engage」コミュニティのエージェントが「Teams」の「Viva Engage」アプリなどを通じて、効率的に最新情報を伝え、組織全体に知識を共有可能に
- 「SharePoint」エージェントがファイル内容やメタデータを考慮し、より質の高い回答を得られるように