ニュース

クラシック版「Microsoft Outlook」アプリで問題発生中、起動時にエラーが出て失敗

Microsoftが調査方法や回避策を案内

クラシック版「Microsoft Outlook」アプリの起動に表示されることのあるメッセージ

 米Microsoftは9月26日(現地時間)、クラシック版「Microsoft Outlook」アプリの起動に問題が発生していることを明らかにした。以下のようなメッセージが表示され、起動に失敗することがある。

Cannot start Microsoft Outlook. Cannot open the Outlook window. The set of folders cannot be opened. The attempt to log on to Microsoft Exchange has failed.(Microsoft Outlookを起動できません。Outlook ウィンドウを開くことができません。フォルダーセットを開くことができません。Microsoft Exchangeへのログオンに失敗しました)

 このエラーが表示される原因はさまざまで、すべての環境で同じ問題が発生しているとは限らないが、最近ではユーザーのメールボックスに関わる問題がサポートに寄せられることが多いようだ。

 メールボックスに起因する問題かどうかは、ネットワークキャプチャーツール「Fiddler」でトレースをキャプチャーしたときに、以下のエラーがあるかどうかで確認できる。

Microsoft.Exchange.RpcClientAccess.ServerTooBusyException: Client is being backed off---> Microsoft.Exchange.RpcClientAccess.ClientBackoffException: ErrorCode: ClientBackoff, LID: 49586 - Authentication concurrency limit is reached.--- End of inner exception stack trace ---

 同社は現在、この問題を調査中。今のところ、問題の根本的な解決には「Microsoft 365」管理者ポータルからサポートを要求するしかないようだ。ただし、「Outlook Web Access」(OWA)や新しい「Outlook for Windows」を利用すれば、問題を暫定的に回避することはできる。