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「Fiddler Everywhere」がメジャーバージョンアップ ~有償ライセンスが必須に

クロスプラットフォーム対応の定番Webデバッガープロキシー

新しいUIテーマを追加した「Fiddler Everywhere」v2.0.0

 米Progress Softwareは6月29日(現地時間)、Webデバッガープロキシー「Fiddler Everywhere」の最新版v2.0.0を公開した。昨年8月以来のメジャーバージョンアップとなる。

 「Fiddler」(現「Fiddler Classic」)は、「Internet Explorer」の開発に深く関わっていたEric Lawrence氏が制作したWindows向けのネットワークキャプチャーツール。ネットワークとアプリケーションの間でプロキシーサーバーとして動作し、HTTP通信をキャプチャーする。もともとはWindows専用のソフトだったが、バージョンを重ねるにつれて多機能化・複雑化していたことから、「.NET Core」ベースで再構築。シンプルなUIを備え、Mac/Linuxでも動作可能になったのが今回紹介する「Fiddler Everywhere」だ。

 「Fiddler Everywhere 2.0」では、新しいUIテーマを同梱。ライト・ダークの2種に加え、明るい青・濃い青が選べるようになった。

 また、オートレスポンダー(自動応答)機能が拡充され、よりパワフルで柔軟な「Rule Builder」が搭載された。複数の条件を指定したり、条件に応じたアクションを複数設定できるようになったほか、キャプチャーしたセッションを修正してルールにすることも可能で、より多くのシナリオに対応できるようになった。

オートレスポンダー(自動応答)機能が拡充され、よりパワフルで柔軟な「ルールビルダー」に

 一方で、無償での提供が終了してしまうのは残念だ。試用期間は設けられるようだが、6月29日以降、「Fiddler Everywhere」を利用できるのは基本的にプレミアムサブスクリプションの契約者のみとなる。

無償での提供は終了

ソフトウェア情報

「Fiddler Everywhere」
【著作権者】
Progress Software Corporation and/or one of its subsidiaries or affiliates
【対応OS】
Windows/Mac/Linux(編集部にてWindows 10で動作確認)
【ソフト種別】
シェアウェア(1人当たり月額10米ドルなど)
【バージョン】
2.0.0(21/06/29)