レビュー
読み取り・書き込み・削除が行われているファイルを一覧表示する「FileActivityWatch」
ファイルを操作中のアプリを一覧する「AppReadWriteCounter」と表裏一体をなすツール
2018年4月23日 06:00
「FileActivityWatch」は、読み取り・書き込み・削除が行われているファイルで一覧できるツール。64bit版を含むWindows VistaからWindows 10までに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、NirSoftのWebサイトからダウンロードできる。
システムで行われているファイル操作を一覧表示するツール。先日紹介した「AppReadWriteCounter」がファイル操作を行っている“アプリ”を列挙していたのに対し、本ソフトは操作されている“ファイル”の方をリストアップする。情報がリアルタイムで更新されるため、今どのファイルに読み取りや書き込みが集中しているのかが一目でわかる。インストール不要で利用できるポータブルアプリとなっているので、USBメモリなどに入れて持ち運ぶこともできる。
本ソフトで取得できるのは、読み取り・書き込み・削除が行われたファイルの名前、操作を行ったプロセスのID、名前、フルパス、読み取り・書き込み・削除の回数、読み取り・書き込みの総量など。本ソフトを起動して読み取り・書き込み操作が最初に検出された日時と最後に確認された日時も取得できる。
また、行をダブルクリックすれば、これらの情報をプロパティ画面でまとめて確認可能だ。すべての行や選択した行のデータをクリップボードへコピーしたり、レポートとして出力できるのも、他の“NirSoft”ツールと同じだ。
なお、背景に色がついている行は、今まさにファイル操作が行われていることを表している。緑色は読み取り、黄色は書き込み、赤は読み取りと書き込みの両方、青は削除を示しており、[Options]-[Mark Files With Active Read/Write]オプションが有効の場合だけ色分けが行われる。
ソフトウェア情報
- 「FileActivityWatch」
- 【著作権者】
- Nir Sofer 氏
- 【対応OS】
- 64bit版を含むWindows VistaからWindows 10まで
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(寄付歓迎)
- 【バージョン】
- 1.05(18/04/13)