レビュー
Windows 10に最適化された無料のGmail専用クライアント「WunderMail for Gmail」
単体アプリであることで長時間常駐させていても大量のメモリを占有しない
2018年12月25日 06:00
「WunderMail for Gmail」は、Gmail専用のクライアントアプリ。Windows 10に対応するフリーソフトで、“Microsoft Store”からダウンロードできる。
Windows 10に最適化されているのが特徴で、タスクバーボタン・ロック画面上・スタート画面のライブタイルでの未読数確認や、アクションセンターでの新着通知などのWebブラウザーから利用している場合には使えない機能を利用できる。タスクバーボタンの右クリックメニューから直接新規メールを作成したり、特定のフォルダーへアクセスすることも可能。
また、単体のアプリであることで、長時間常駐させていても大量のメモリを占有しないことも利点だ。Gmailを開いておきたいがために、Webブラウザーが起動しっぱなしになり、いつの間にかメモリが足りなくなるといったケースを軽減できるだろう。
もちろん、Gmail特有の機能はほとんどサポートされており、ラベルやアーカイブ、スター、重要なメール、迷惑メールの報告といった機能を利用可能。また、マルチアカウントにも対応しており、複数のアカウントを切り替えて利用できるほか、“G Suite”版のGmailでも利用できた。ただし、複数種類のスターの使い分けやスヌーズなどは対応していなかった。
さらに、30日分のメールをローカルに保存する仕様になっており、オフラインでも受信済みのメールを確認可能。「Google Chrome」以外でGmailを利用している場合には重宝する。
ユーザーインターフェイスは、フォルダーやラベルを表示するペインとメール一覧ペイン、本文の表示ペインが横に並んだ構成。フォルダーやラベルの表示ペインは普段アイコンのみの表示になっており、上部のハンバーガーボタン(横3本線のアイコン)をクリックするとフォルダー名などが展開する仕組み。メール一覧ペインではスマホのように横へスライド(マウスではドラッグ)するとアーカイブや削除ができる。また、設定でダークテーマに切り替えることも可能だ。
なお、無料で利用している場合はメール一覧ペインに広告が表示されるので注意。年額1,150円(税込み、以下同)または3,500円(買い切り)の“Premium”ライセンスを購入することで広告を非表示にできるほか、“Windows Hello”に対応したパスワードロック機能を利用できるようになる。
ソフトウェア情報
- 「WunderMail for Gmail」
- 【著作権者】
- WunderApps GmbH
- 【対応OS】
- Windows 10
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.4.0.0