レビュー

録音も可能。デスクトップの指定領域を動画で切り取るフリーソフト「RecButton」

ボタンを押してマウスのドラッグ操作で領域を選択するだけの手軽さが売り

「RecButton」v2.0

 「RecButton」は、デスクトップの指定領域を音声付きで録画できるツール。「VClip」と同じ作者が開発したアプリだ。編集機能は省かれており、保存フォーマットもMP4のみに限られているが、録画の手軽さでいえば本ソフトの方が勝る。

 本ソフトを起動すると[Rec]ボタンのみを備えた小さなウィンドウが現れる。この[Rec]ボタンを押すと、デスクトップ全体(プライマリーモニターのみ)が白くなり、マウスのドラッグで録画領域の選択が行えるようになる。

録画領域の選択

 領域の選択が完了するとその領域がピンク色の枠で囲われ、その内部の録画が開始される。[Rec]ボタンは[Stop]ボタンとなり、これをクリックすることで録画を完了できる。録画開始からの経過時間は、タイトルバーのカウントアップで確認可能だ。

 録画を終了するとファイルの出力が開始される。ボタンに表示される進捗状況が100%に達するとダイアログが現れ、名前を付けてファイルを保存すれば作業は完了。[Rec]ボタンを押し、マウスのドラッグで録画領域を選択するだけで録画を開始できるのはシンプルでよい。

[Stop]ボタンを押すとファイルの保存ダイアログが現れる

 最新版の「RecButton 2.0」は録画プロセスの安定性と品質の向上に注力されており、メモリ消費を抑えて、キャプチャーされたビデオとオーディオを直接ディスクへ書き込む方式に改められた。そのため、ゲームのプレイ中など、ビジーなシステムでの記録も安定して行えるようになっているという。

 また、「RecButton 2.0」ではWebカメラがサポートされて、録画領域に含められるようになった。有償のフルバージョンのみの機能となるが、マイク入力やカーソルをビデオに含めることもできるので、アプリの操作方法を解説するビデオの制作にも役立ちそうだ。

「RecButton 2.0」ではWebカメラがサポートされて、録画領域に含められるように
*印がついたオプションは有償のフルバージョンでのみ利用可能

 「RecButton」はWindows 7/8.1/10に対応しており、無償で利用できるZIP版は作者のWebサイトからダウンロード可能。すべての機能を利用できるフルバージョンのライセンスは、アプリ内から3.50米ドルで購入できる(要“PayPal”アカウント)。Windows 10ならば“Microsoft Store”からの入手もおすすめ。フルバージョンを価格410円で購入できる(24時間の無償試用期間あり)。

ソフトウェア情報

「RecButton」ZIP版
【著作権者】
BahraniApps
【対応OS】
Windows 7/8.1/10
【ソフト種別】
フリーソフト(一部機能は有償)
【バージョン】
2.0(19/07/06)
「RecButton」ストアアプリ版
【著作権者】
BahraniApps
【対応OS】
Windows 10
【ソフト種別】
ダウンロード販売 410円(税込み、試用期間あり)
【バージョン】
2.0(19/07/06)