レビュー
失われた“デフラグ”の修行で無の境地へいざなう「zFRAG」
ドラッグ&ドロップで“セクター”を移動して“デフラグ”を行うことも
2019年9月12日 06:45
「zFRAG」は、“MS-DOSの「defrag」ツールを模した画面を使って精神の断片化を解消するツール。Windows/macOS/Linuxに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、作者のWebサイトからダウンロードできる。
SSDの普及により徐々に“デフラグ”の意義は失われつつあるが、“デフラグ”の画面を無心に眺めた経験を持つ人もいるのではないか。断片化したセクターがきれいに整列していく様を見ていると、不思議と安心感が得られ、アタマが空っぽになったものだった。
本ソフトは、HDDの“デフラグ”は行わず、心を“デフラグ”する。自動で“セクター”を並べ替えて整理するだけでなく、手動で“セクター”を移動させて整頓することも可能。ドラッグ&ドロップで“セクター”を移動させることで、より一層心を無にすることができるだろう。また、“セクター”の移動時にはHDDから発するノイズやあの“カリカリ音”も再生され、リアルな“デフラグ”感を盛り上げてくれる。
[OPTIONS]画面では“カリカリ音”などの音量や自動で“デフラグ”する際の速度を調節できるほか、“Free Painting”オプションを[ENABLED]に切り替えることで、“デフラグ”済みの“セクター”を再度移動して好きな位置へ移動できるようになる。また、[Endless Defrag]オプションを[ENABLED]にすれば、自動で“デフラグ”を実行した際に“デフラグ”が完了しても再度“セクター”がバラバラになり、永久に“デフラグ”を続けることが可能だ。
ソフトウェア情報
- 「zFRAG」
- 【著作権者】
- LostTrainDude 氏
- 【対応OS】
- Windows/macOS/Linux
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(寄付歓迎)
- 【バージョン】
- 1.1(19/09/03)