REVIEW(10/01/18)
Windows XPへステレオミキサーを追加する仮想オーディオドライバー「TiVSound」
ステレオミキサー非搭載の環境でもステレオミキサーを利用する録音ソフトが使える
「TiVSound」は、PCへ“ステレオミキサー”機能を追加する仮想サウンドドライバー。Windows XPに対応するフリーソフトで、作者のWebサイトからダウンロードできる。
ステレオミキサーとは、PC内にある複数のオーディオデバイスの音声を合成する機能。たとえば、PCで再生している音声とマイク入力の音声をミックスさせたい場合などに利用する。PCで再生される音声を録音するソフトなどでも、本機能を利用するものは多い。
しかし、ステレオミキサーは必ずしもすべてのPCに搭載されているわけではない。そんなときに試してみてほしいのが「TiVSound」だ。本ソフトを利用すれば、ステレオミキサー機能をもつ仮想オーディオデバイスを追加できる。この仮想デバイスを介して音声の入出力を行えば、ステレオミキサーの利用できない環境でも複数音声の合成が可能。仮想PC環境上のWindows XPにも対応しているので、標準ではステレオミキサーが利用できないWindows 7の“XP Mode”でも利用できるのがうれしい。
本ソフトは仮想ドライバーとその設定を行うサポートソフトから構成されており、最初に仮想ドライバーのインストールを行う必要がある。インストールの手順は以下の通り。
次にサポートソフトのインストールと設定を行おう。インストールしたサポートソフトは、スタートメニューから起動可能。まず、「TiVSoundの設定」を起動し、現在利用しているオーディオデバイスを再生デバイスへ指定しておく。たとえば、“XP Mode”の場合は“Sound Blaster 16”を指定しておけばよい。
続いて、スタートメニューから「規定オーディオデバイスの設定」を起動し、再生デバイス・録音デバイスともに“TiVSound Wave”を指定する。これで、再生音声や録音音声が“TiVSound”を経由するようになる。あとはスタートメニューから「TIVSoundサービスの開始」を選択すればサウンドミキサーを利用できるようになる。
- 【著作権者】
- T.Ishii 氏
- 【対応OS】
- Windows XP
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.00(10/01/12)