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月額3,300円からのAcrobat最上位プラン登場、「Adobe Acrobat Studio」日本語版が一般提供開始
PDF編集、AIによる情報整理・共有、コンテンツ制作を一括で実現
2025年12月10日 11:00
米Adobeは12月10日(日本時間)、AI搭載の新PDFプラットフォーム「Adobe Acrobat Studio」日本語版の一般提供を開始した。Acrobat Reader、Acrobat Proに続くラインナップの最上位プランに位置づけられ、価格は、個人向けプランが月額3,300円、チーム向けプランが月額3,960円。すべての機能を無制限に利用できる7日間の無料トライアルも提供される。
「Acrobat Studio」は、PDF編集や電子契約などの基本機能(Acrobat Proの全機能)に加え、AIによる複数ファイルの要約・分析ができる新機能「PDF スペース」、そしてAdobe Expressによるコンテンツ制作(Adobe Expressのプレミアムプランの全機能)をひとつの環境で実現した新プラットフォーム。
静的なファイルを、動的な対話型ナレッジハブに変換し、パーソナライズされたAIアシスタントを使ってインサイトの獲得やアイデア出し、推奨の提示、情報の統合をできるようにする。先行して英語版が2025年8月より提供開始されていたが、いよいよ日本語版も提供開始となる。
「Acrobat Studio」に含まれる主な機能
「Acrobat Studio」を使用すると、ユーザーはPDFファイルをはじめ、その他のドキュメント(Word、PowerPoint、会議の議事録など)、Webサイトを利用し、より生産的に作業を遂行することができる。主な機能は下記の通り。
- Acrobat Proの機能をすべて統合
Acrobat Studioには「Acrobat Pro」のPDF機能をすべて統合。PDFの編集、ファイル結合、紙文書のスキャン、契約書や合意書への電子署名、墨消し、比較、保護など、幅広い作業に対応可能 - 「PDF スペース」でPDFなどを対話型ナレッジハブに変換
「PDF スペース」は、複数のPDFやWebサイトなどのドキュメントをひとつのワークスペースに集約し、対話型ナレッジハブに変換する新機能。ユーザーはエージェント型AIアシスタントに質問して回答や提案を得ることができる。回答にはクリック可能な引用が付き、出典を確認できるため、情報の検証が容易だ。「PDF スペース」は共有できるので、チームで共通のナレッジハブと対話してインサイトを得たり、コラボレーションしたりできる - AIアシスタントをカスタマイズ
「PDF スペース」内のAIアシスタントには「インストラクター」「アナリスト」「エンターテイナー」といった特定の役割を割り当てることができる。また、ユーザーが独自に役割を定義してアシスタントをカスタマイズ可能 - Adobe Expressで手軽にコンテンツ制作
Acrobat Studioでは、Adobe Expressプレミアムプランの全機能とアセットにアクセス可能。Adobe Acrobatの画面上で「画像を生成」「画像を編集」「画像の背景を削除」といった機能を活用し、コンテンツを素早く簡単に作成して共有できる
セキュリティに関して「Acrobat Studio」では、ユーザーが指定したドキュメントのみを分析し、対象文書内の情報ソースに直接リンクするクリック可能な引用を提示する。また、Adobeでは、顧客データをAIモデルの学習に使用せず、サードパーティーベンダーによる使用も禁止している。




















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