教えて!助けて!! Adobe先生
いつものPCがなくても外出先でPDFを編集・共有できる! Webブラウザーで使える「Acrobatオンラインツール」
Acrobatオンラインツールで使える機能と使えない機能もチェック
2025年10月21日 09:00
デジタル化が進んで便利な時代になりましたが、出張先や移動中に急ぎの仕事が入り、「いつものパソコンが手元にない」と困ったことはありませんか? そんなときに便利なのが、Webブラウザーで使える「Adobe Acrobatオンラインツール」です。
本記事では、Acrobatデスクトップアプリとの違いに触れながら、Acrobatオンラインツールを紹介します。
Acrobatオンラインツールとは
Acrobatオンラインツールは、Webブラウザー上で利用できるアドビのオンラインサービスです。PDFの変換やパスワード設定、電子署名など、業務に役立つ機能を備えており、有償版Acrobatを利用している場合はすべての機能を無制限で使えます。
Acrobatは、1つのライセンスで複数のデバイスに対応しているため、どのパソコンやタブレット、スマートフォンからでも、Acrobatオンラインツールにアクセスして自由に利用できます。また、クラウド環境によって常に最新のファイルを編集でき、外出先でも快適に作業を進められます。
Acrobatオンラインツールは、アドビのサイトにアクセスして利用できます。タブレットやスマートフォンからも、WebブラウザーのSafariやChromeで利用可能です。また、クラウドにあるPDFを編集するツールのため、アプリのインストールは不要で、デバイスや環境に依存せずにAcrobatの機能を利用できます。アドビクラウドストレージだけでなく、OneDriveやGoogle ドライブも連携させて使用できます。
Acrobatオンラインツールの特徴
ここでは、以下の5つの項目について、Acrobatデスクトップアプリと比較しながら紹介します。
- 起動方法
- 機能の探し方
- PDFの変換
- PDFの整理
- ファイルの見つけ方
1.起動方法
Acrobatデスクトップアプリの場合は、Acrobatのアイコンをダブルクリックして開くのが一般的です。
Acrobatオンラインツールの場合は、Webブラウザーを起動し、アドレスバーに「acrobat.adobe.com」と入力してアクセスするか、「Acrobatオンラインツール」を検索してアクセスします。アプリのインストールが不要なため、いざというときは、どのデバイスでもすぐ使えます。
2.機能の探し方
次に機能の探しやすさを見てみましょう。
Acrobatオンラインツールは、よく使われる機能が厳選されており、すべてが一覧表示されています。急ぎの仕事では、やるべき作業が明確な場合が多いため、必要な機能を素早く見つけられるのは大きな魅力です。
3.PDFの変換
Acrobatデスクトップアプリ同様に、Acrobatオンラインツールもさまざまなファイル形式に対応しています。クラウド上にあるファイルをそのままPDF化でき、反対にPDFをWordやExcel形式に変換することも可能です。
変換したファイルは、クラウドに保存され、メールにファイルを添付しなくても共有機能を使って送ることができます。他社クラウドのファイルも、元のファイルと同じ場所に保存され、それぞれの共有機能を使って送ることが可能です。
4.PDFの整理
Acrobatオンラインツールでは「ページを削除」「ページを抽出」「ページを並べ替え」「ページを回転」「ページを挿入」といったメニューから選択して操作します。広い画面を使って全体を見ながら操作できるため、ページの削除や並べ替えを確実に行うことが可能です。
【サンプルPDF】PDFが散らかっている…それ、妖怪「ちらかし様」のせいかも?「ページの整理」機能を使って、散らかし対策術を習得しましょう!
Acrobatオンラインツールで使える機能と使えない機能
Acrobatオンラインツールは手軽に利用できますが、Acrobatデスクトップアプリでないと使えない機能も存在します。例えば、墨消し機能やフォーム機能はAcrobatデスクトップアプリのみの機能です。
今回は「Acrobatオンラインツール」を紹介しました。インストール不要でどの端末からも使えるため、急遽PDFを編集・共有したいときにとても便利です。また、Webブラウザーの操作に慣れている方にとっては、直感的に使いやすい点も大きな魅力と言えます。
Acrobatオンラインツールの使い方をマスターしておけば、いざというときに安心です。Acrobatデスクトップアプリと併用して役立てましょう。