REVIEW(11/03/30)
1つのタスクボタンに複数アプリをまとめられるWindows 7専用ソフト「Bins」
ドラッグ&ドロップで登録するだけでタスクボタンがアプリケーションランチャーに
「Bins」は、複数のタスクボタンをひとまとめにできるタスクトレイ常駐型ソフト。Windows 7に対応しており、現在のところ無償でダウンロード可能。メールアドレスの登録が必要な限定公開のベータ版として公開されているので、自己責任の範囲で利用してほしい。なお、正式版は有償化される予定。
Windows 7のタスクバーはタスク切り替えとアプリケーション起動を兼ねた構造になっており使い勝手がよいが、登録するタスクボタンが多すぎるとタスクバーからあふれてしまい、途端に使いにくくなる傾向がある。
「Bins」はそんなWindows 7のタスクバーの弱点を、ユニークな手法で解決できるソフト。本ソフトを起動すると、タスクボタンをほかのタスクボタンへドラッグ&ドロップしてひとまとめにグループ化することが可能。1つのタスクボタンへ複数のアプリをまとめられるので、タスクバーへ表示しておくタスクボタンの数を節約できる。また、単に似たような機能をもつアプリをグループ化して整理するといった用途に利用してもよいだろう。
こうして複数アプリケーションがひとまとめになった状態のタスクボタンを、本ソフトでは“Bin”と呼ぶ。ちなみに“Bin”とはフタのある容器のこと。“Bin”化されたタスクボタンには、上部にそれを示す印が表示されるが、見ようによってはその印がフタに見えないこともない。
“Bin”化されたタスクボタンへマウスカーソルを移動させると、登録されたアプリケーションがタスクボタン上部に“吹き出し”風に表示される。それをクリックすれば、当該アプリケーションの起動や切り替えが行える。吹き出し表示のアニメーションは滑らかで、アプリケーションランチャーとしての使い勝手も悪くない。
そのほか、アプリケーションの画面をサムネイル表示する“ライブサムネイル”(ソフト上では“Aero Peek”と表記)にも対応。設定画面からは、登録アプリケーションの吹き出しとライブサムネイルの位置関係をカスタマイズすることもできる。また、タスクボタンをクリックするごとに、起動中の登録アプリを順番にアクティブにする機能なども備えている。
- 【著作権者】
- OneUp Industries LLC
- 【対応OS】
- Windows 7
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 0.8.0.160 Beta