REVIEW(11/07/26)
電力供給が不足しそうな時点でPCを自動休止「NoBlackout」
東北・中部・関西・九州電にも対応、使用率が設定値を超えるとカウントダウン
「NoBlackout」は、電力会社の電力供給が不足しそうな時点でPCを自動休止させることができる節電支援ソフト。Windows XP/7に対応するフリーソフトで、作者のWebサイトからダウンロードできる。なお、動作には.NET Framework 4以降が必要。
本ソフトを使うと、電力使用率があらかじめ設定した値を超えた場合に、警告のカウントダウン表示に続き、自動でPCを休止またはシャットダウンする。東京電力のほか、東北・中部・関西・九州の各電力会社にも対応可能だ。
起動するとインターネットで電力会社が公開しているデータを定期的にチェックし、電力の最大供給力、現在の使用量、使用率、および最後のチェック時刻を表示する。設定として、節電を開始させる電力使用率やチェック間隔、カウントダウンの秒数などを任意に指定可能。節電動作は“休止”と“シャットダウン”のいずれかを選択できる。また、カウントダウンの際にPC本体からビープ音を鳴らすオプションもある。
電力会社を変更するには、データの入手先URLを個別に指定する必要がある。このURLは作者のサイトで公開されており、本ソフトのウィンドウ下部にあるリンクから、既定のWebブラウザーで簡単に表示することができる。
本ソフトは常に節電につとめるのではなく、電力供給に余裕があるときは普段通りにPCを使い、いよいよ電力が不足しそうなときだけ節電するという、いわゆる“電力ピークカット”を目指しているのが特徴。たとえば、共有ファイルのサーバー用PCやメイン使用でないサブPCなど、いざというときに無人で電源を落としても問題のないPCに使うといいだろう。
なお本ソフトには、休止やシャットダウンから自動復帰するといった機能は備えていないことに注意。電力使用のピークが過ぎたかどうかは、別途メイン使用のPCなどで確認しよう。
- 【著作権者】
- Cps Laboratory 運営事務局
- 【対応OS】
- Windows XP/7
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(非商用のみ)
- 【バージョン】
- 2.0(11/07/02)