レビュー
VRヘッドセット“Oculus Rift”対応の3Dロボットシューティングゲーム「OculusSky」
顔を敵に向けてロックオン! レーザーとミサイルが飛び交う戦場に没入せよ
(2014/2/19 17:12)
「OculusSky」は、ロボットを操り敵を倒していく3Dシューティングゲーム。Windows 7に対応するフリーソフトで、編集部にてWindows 8.1で動作確認した。ゲーム配信サイト“ふりーむ!”からダウンロードできる。
プレイヤーは、反重力人型兵器・グラビティフレーム“イカロス”のテストパイロットとして戦闘訓練を行うという設定。上下左右に広がる3D空間の中で、次々と押し寄せる敵を撃ち落としていく。3分間戦って戦績を評価されるタイムアタックモードと、HPの尽きるまで戦うエンドレスモードが用意されている。
操作系はPS2互換のゲームパッドを前提とした作りとなっており、編集部ではHORIのPS3用USBゲームパッド“ホリパッド3ターボ”をPCに繋いで動作確認した。具体的な操作は左スティックで移動、右スティックで上昇・下降と旋回。またL1/L2/R1/R2の4ボタンにより、レールガンとホーミングレーザーによる攻撃、シールドによる防御、ブースト移動を行うことが可能だ。
敵の攻撃はなかなか激しく、大量に迫ってくるミサイルからブースト移動で逃げ回ったり、ミサイルをこちらの攻撃で撃ち落としたりなど、スリリングでスピード感のある応酬を楽しめる。編隊を組んでくる敵を一気にロックオンしてホーミングレーザーで撃ち落とすのは爽快で、美しい光の軌跡を描きながら敵に迫るレーザーも見所だ。
さらに本作は、ヘッドマウントディスプレイにヘッドトラキングセンサーを組み合わせたVRヘッドセット“Oculus Rift”に対応しているのも特徴。ヘッドトラッキングにより頭を動かして3D空間を眺め回すことができ、非常に没入感の高いゲームプレイを堪能できる。
また、ホーミングレーザーのロックオンは敵が画面の中央部に入ると行われる仕組みとなっているが、Oculus Riftのヘッドトラッキングと組み合わせることにより、敵を目で追って視界の中央に捕らえることでロックオンできるようになる。視線入力ではないが印象としてはそれに近く、SF兵器を思うがままに操っているような疑似体験が可能だ。
Oculus Riftは現在開発キットとして出荷されている段階だが、開発元である米Oculus VR社の公式サイトで日本からも購入可能。今後のコンシューマ展開に向けて高解像度版の開発なども進められており、さまざまな3Dゲームでの活用が期待される。「OculusSky」は3Dゲーム単体としての面白さはもちろん、そんなOculus Riftのウリを手軽に味わえるフリーゲームとしても魅力的な作品だ。
ソフトウェア情報
- 「OculusSky」
- 【著作権者】
- そらす 氏
- 【対応OS】
- Windows 7(編集部にてWindows 8.1で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.3(14/02/03)