レビュー
閲覧ページの“HTML Microdata”がチェックできるChrome拡張「Semantic inspector」
アドレスバーのアイコンをクリックするだけでデータ構造が閲覧できる
(2014/5/21 17:49)
「Semantic inspector」は、「Google Chrome」で閲覧中のWebページでマークアップされている“HTML Microdata”の情報をわかりやすく表示する拡張機能。編集部にてWindows 8.1上の「Google Chrome」v34.0.1847.137で動作を確認した。“Chrome ウェブストア”から無償でダウンロードできる。
“HTML Microdata”とは、プログラムにとっても内容が理解できるようにタグを意味付けするための規格。たとえば、人間が読めばブログの記事であることが明白なページであっても、プログラムがそれをブログ記事であると識別することは難しい。しかし、“itemtype="http://schema.org/BlogPosting"”などとタグに記述すれば、その部分がブログ記事であることをプログラムに伝えることが可能。検索エンジンが検索結果の精度を高めたり、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)でリンクを張り付ける際に概要などの付加情報が同時に掲載されるなどといった効果が得られる。自分のサイトをアピールするのに役立つだろう。
この“HTML Microdata”を手軽にチェックするための拡張機能が、「Semantic inspector」だ。“HTML Microdata”でマークアップされたページを閲覧すると、アドレスバーに拡張機能のアイコンが表示されるので、それをクリックすれば、ポップアップで“HTML Microdata”の情報が閲覧できる。自分のページでマークアップが正しく行われているかチェックしたり、他の人のページがどのようなマークアップをしているか見たい場合などに役立つだろう。
ソフトウェア情報
- 「Semantic inspector」
- 【著作権者】
- Yoichiro Tanaka 氏
- 【対応OS】
- (編集部にてWindows 8.1で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.1.0(13/01/04)