レビュー

ローカルドライブに実行ファイルが作成されるのをユーザーに通知する「ExeWatch」

EXE/JARファイルが意図せず作成されるのを検出。セキュリティに敏感なユーザー向け

「ExeWatch」v1.30

 「ExeWatch」は、ローカルドライブで実行ファイルが作成されると、それをデスクトップへ通知してくれるタスクトレイ常駐型ソフト。Windows XP/7に対応する寄付歓迎のフリーソフトで、編集部にてWindows 8.1で動作を確認した。作者のWebサイトからダウンロードできる。

 本ソフトはローカルのファイルシステムをモニタリングし、実行ファイル(.exe)が作成されると、それをインジケーターとビープ音、タスクトレイアイコンの明滅でユーザーへ警告してくれる。固定ドライブ、リムーバブルドライブを問わず、あらゆるドライブのあらゆるフォルダをモニタリングの対象とすることが可能で、最新版のv1.30からはJava製アプリの実行ファイル形式(.jar)も監視の対象とすることができる。意図せず実行ファイルをダウンロードしてしまったことを検知したり、ファイルシステムで実行ファイルが生成されたことを検出するのに役立つだろう。

 タスクトレイアイコンをダブルクリックすれば、これまでに検知した実行ファイルの一覧をダイアログで表示することが可能。[Ctrl]+[C]キーを押せば、内容をクリップボードへコピーすることもできる。さらに、タスクトレイアイコンの右クリックメニューから[Open history]コマンドを選択すれば、テキストエディターで閲覧することも可能。

実行ファイルが作成されると、それをインジケーターとビープ音、タスクトレイアイコンの明滅でユーザーへ警告
これまでに検知した実行ファイルの一覧をダイアログで表示

 本来はセキュリティに敏感なユーザー向けに提供されているツールだが、バックグラウンドでユーザーの知らないうちに行われる自動アップデートをチェックしたいといった用途にも使えそうだ。

ソフトウェア情報

「ExeWatch」
【著作権者】
Sven Faw Software
【対応OS】
Windows XP/7(編集部にてWindows 8.1で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】
1.30(13/02/09)

(樽井 秀人)