レビュー
スタートメニューをカスタマイズして古き良きWindowsの使い勝手を再現「Start Menu X」
シャットダウンタイマーなどのユニークな機能とカスタマイズ性の高さが魅力
(2016/4/19 19:59)
「Start Menu X」は、スタートボタンやスタートメニューをカスタマイズして、古き良きWindowsの使い勝手を再現できるツール。Windows XP/Vista/7/8/8.1/10に対応するフリーソフトで、日本語公式サイトからダウンロードできる。
Windows 8以降のスタート画面に馴染めないユーザーは少なくないようで、それを解決するソフトがいくつかリリースされているが、今回紹介する「Start Menu X」もそのうちの1つ。スタートメニューやスタートボタンを置き換える機能に加え、興味深い機能をいくつか備えているので、気になるユーザーは試してみてほしい。
まず特徴として挙げたいのは、カスタマイズの柔軟性が非常に高いこと。
「Start Menu X」のスタートメニューは大きく分けて左右2つのエリアから成っており、左側にはメニューのリストが、右側には選択したメニューに応じたコンテンツ(フォルダーを選択した場合はそれに含まれるファイル)が表示される仕組みになっている。
この左側のメニューリストは自由にカスタマイズできるようになっており、手軽にコマンドやフォルダーを追加・削除することが可能。見た目や操作性を向上させるために、セパレーターを追加することもできる。よく利用するフォルダーをメニューリストに登録しておけば、作業効率が大きく向上するだろう。
そのほかにも、スタートメニューに表示されるユーザー名やアイコンをシステムで設定したものとは違うものへ差し替えることが可能。これも他の同種ソフトにはなかなか見られないユニークな機能だ。もちろん、この手のソフトではお馴染みのスキン機能も備えている。
さらに、本ソフトのスタートメニューは自在にリサイズが可能で、とにかく場所をとらないことを優先するコンパクト志向のユーザーから、コンテンツの一覧性を重視するユーザーまで、幅広いニーズに対応する。さらに表示倍率(スケール)を任意に設定できるので、さまざまなDPI設定の環境に対応できるのもよい。
そしてもうひとつ、なかなか便利なのがシャットダウンタイマー機能だ。本ソフトではメニュー下部にある[電源管理]ボタンから、OSのシャットダウンや再起動などが行えるコマンドを呼び出せるが、これらのコマンドにはそれぞれタイマーボタンが用意されている。このタイマーボタンを利用すれば、それぞれのアクションを指定時間後にタイマー実行することが可能。そのほかにも、ドキュメント検索機能なども搭載している。
なお、本ソフトには無償の“Free”版のほかにも、有償の“PRO”版(定価2,759円(税別))がラインナップされている。“PRO”版ではより高度な機能を利用したり、メールでの日本語サポートを受けることが可能。ライセンスの種類はインストール時に選択可能で、“PRO”版を選択すれば30日間すべての機能を試用することが可能。試用期間が経過した後に“Free”版へ変更することもできる。
ソフトウェア情報
- 「Start Menu X」
- 【著作権者】
- OrdinarySoft
- 【対応OS】
- Windows XP/Vista/7/8/8.1/10
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 5.85